|
じつはエゾシカは、奈良公園や日光にいるニホンジカと同じ種類です。しかし身体ははるかに大きく、オスでは体重140キログラムと本州産の2倍くらいになります。これは北海道がシカにとって良好な生息環境であることと、寒冷地ほど身体が大きくなるという「ベルクマンの法則」(※)が現れた結果でしょう。
シカはウシと同じく2個のひづめを持った草食性の反すう動物です。オスは秋になると数頭から10頭前後のメスを囲い込むハーレムをつくり、物悲しい声で自分の存在をアピールします。子どもは6月ころに1頭だけ産まれます。なお、角はオスにだけあり、毎年生え替わります。
※ベルクマンの法則…体が大きいと、体外に逃げる熱より体内で作り出される熱量が上回り、体温が保ちやすくなるので、同種の動物は北部のほうが大きい傾向がある、という法則。
|