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2006年8月9日公開・北海道人特集

留萌っ子ならだれもが知っているここのラーメンとソフトクリーム

ひさや食堂写真
ひさや食堂 (留萌市)

住所:留萌市錦町1丁目
電話:0164―42―0455
営業:11時〜19時、水曜定休

 昼時の大にぎわい、ようやく「ひさや」にも静かなひとときが…と思いを過ぎきや、次から次へとお客がのれんをくぐる。聞けばそのセリフは、「ソフトくださーい」。もともとは店主“おじちゃん”のソフトクリーム好きが高じて、「そんなに好きなら店で出せば?」ということになったらしい。その愛情ゆえか「ほかの店よりウマイ!」と評判になり、以来約30年、売店もある海水浴場からわざわざ買いにくる人もいる人気モノに。“おばちゃん”がふんわりこんもり盛り上げる形も優しく独得で、留萌っ子なら、この形を見ただけで郷愁を誘われるに違いない。
夏限定メニューのソフトクリーム250円。機械も素材もほかの店と変わらないはずなのに、なぜかひと際おいしい! 子どものころ食べた、記憶の中のソフトそのままの懐かしい味わいに、心も舌もふんわりなごむ。 夏限定メニューのソフトクリーム250円。機械も素材もほかの店と変わらないはずなのに、なぜかひと際おいしい! 子どものころ食べた、記憶の中のソフトそのままの懐かしい味わいに、心も舌もふんわりなごむ。

↑夏限定メニューのソフトクリーム250円。機械も素材もほかの店と変わらないはずなのに、なぜかひと際おいしい! 子どものころ食べた、記憶の中のソフトそのままの懐かしい味わいに、心も舌もふんわりなごむ。

店を始めてもうすぐ50年。ずっと二人三脚で歩いてきたお二人。写真撮影をお願いすると、「ほら、お父さんもこっち来て」とニコヤカに並んでくださった。

↑店を始めてもうすぐ50年。ずっと二人三脚で歩いてきたお二人。写真撮影をお願いすると、「ほら、お父さんもこっち来て」とニコヤカに並んでくださった。

年季の入ったテーブルや椅子、れんげや箸立てなどは、どれも清潔に手入れされている。カウンターにつり下げられたライトも味わい深い。

↑年季の入ったテーブルや椅子、れんげや箸立てなどは、どれも清潔に手入れされている。カウンターにつり下げられたライトも味わい深い。

 「お母さんがあんたぐらいの時、おばあちゃんと来たんだよ」と話す3世代ファンも多い「ひさや」。むろん主役はラーメンで、あっさり飽きのこない味が「毎日でも食べたい」気にさせてくれる。里帰りや出張のたび実家よりまずここに立ち寄る人や、降りるべきバス停を越えて食べに来る人、気に入って朝・昼・晩と食べに来た子ども、閉店間際に駆け込もうと小樽から車を飛ばし…たらスピード違反で捕まった人などなど、さまざまなエピソードが創業48年の歴史を彩っている。
 支店を出したら?との誘いも数々あったが、「目と手の届く範囲で続ける」が信条。「そうしないと味が落ちるし、ここに通ってくれるお客さんを大事にしたいしさ」と“おばちゃん”。サバサバした物言いに自分でツッこみを入れ、「こんな調子で、どう大事にしてるんだ!って言われそうだけどねえ」と笑う姿がまた、親しみを感じさせていい感じだ。
ひさや食堂写真2ひさや食堂写真3
あっさりした味わいが人気の正油ラーメン650円

あっさりした味わいが人気の正油ラーメン650円。塩ラーメン650円も、負けず劣らず人気。鶏ガラ、野菜などで丁寧にとって作ったスープは、飲み干したくなり、さらに後を引くおいしさ。常連の中にはラーメンのスープを残しておいてソフトクリームを頼み、甘みを楽しんだ後に再びスープを味わう人も多いそう。「だからすぐには丼を下げないの」と“おばちゃん”が教えてくれた。

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