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2006年8月9日公開・北海道人特集

マチの人が他のマチの人に自慢する、地元・製麺会社直営のラーメン店

龍覚 (栗山町)

住所:栗山町桜ケ丘2丁目38−13
電話:01237-2-5000
営業:11時〜20時、月曜定休

中華鍋にもやしを入れ、ラーメンスープを注ぎ、みそダレを溶かし入れる。みそラーメンの人気を支えるみそダレは、田上社長の渾(こん)身の作だというが、「それ以上は秘密」。

↑中華鍋にもやしを入れ、スープを注ぎ、みそダレを溶かし入れる。みそラーメンの人気を支えるみそダレは、田上社長の渾(こん)身の作だというが、「それ以上は秘密」。

「液卵などじゃなくて、生卵をふんだんに使っている」という卵麺は、しこしことした食感と、時間が経っても延びにくいのが特徴だ。

↑「液卵などじゃなくて、生卵をふんだんに使っている」という卵麺は、しこしことした食感と、時間が経っても延びにくいのが特徴だ。

たがみ製めん3代目社長・田上孝臣さん。以前は証券マンだった。その後、プロゴルファーを目指したが、腰を痛めて帰郷。03年に母親とともに龍覚をオープンさせ、05年、父親の後を継ぎ社長に就任。

↑たがみ製めん3代目社長・田上孝臣さん。以前は証券マンだった。その後、プロゴルファーを目指したが、腰を痛めて帰郷。1991年に母親とともに龍覚をオープンさせ、05年、父親の後を継ぎ社長に就任。

龍覚写真

 店に着くと、おや? ラーメンののれんとともに、建物には「栗山物産センター」の看板が。「ここは、以前は、当社が自社製品の土産用ラーメンや町の特産品を売る土産店だったんです」。そう教えてくれた青年は、栗山町の老舗製麺会社、たがみ製めんの3代目社長・田上孝臣さんだ。
 その土産物店が、たがみ製めん直営のラーメン店・龍覚に生まれ変わったのは、1991(平成3)年。「やるからには、なまはんかな気持ちじゃだめ。本当にうまいラーメンを作ろう」と、お母様といっしょに「各地の店を食べ歩き、退職した昔の名店の主人にみっちり指導を受けて挑んだ」という。

 人気のキムチラーメンを食べてみることに。みそベースのスープが辛さをまろやかに包み込んでいて、するすると進む。たがみ製めん自慢の卵麺も、しこしこしてのどごしがいい。
 昼どきはとうに過ぎているのに、続々とお客さんがやって来た。作業服姿の男性、営業マン風の男性、年配のご夫婦、家族連れ、カップル・・・。常連客には、はるばる岩見沢から自転車に乗って通って来る親子や、毎週末に苫小牧からやって来る3世代家族もいるそうだ。
 「町外からいらしてくれる方は、地元の人に紹介されて来ることが多い」というのも、マチの人たちが熱く支持しているからこそ。店内に写真が飾ってある有名俳優も、町内のゴルフ場のキャディさんに紹介されてやって来て以来の常連だとか。
 「常に、これまでで最高の1杯を作るという気持ちでのぞむこと」。社長に就任し、今はあまり店に立たなくなった田上さんが、従業員にいつも口にするモットーだ。

龍覚写真2 店はかつては土産店だった。その土産店で、ぜんざいなどを提供していたところ、来店客に『おたくのめんでラーメンを出して欲しい』と言われたのが、龍覚誕生のきっかけに。
お土産用のラーメンセット。

↑店はかつては土産店だった。その土産店で、ぜんざいなどを提供していたところ、来店客に『おたくの麺でラーメンを出して欲しい』と言われたのが、龍覚誕生のきっかけに。

←お土産用のラーメンセット。

写真は、みそラーメンと並ぶ人気の龍覚名物・キムチラーメン。スープはみそベースで、辛みそが加えられている。

具にもスープのだしにも、野菜はできる限り栗山産を使っている。現在は、地元農家の協力を得ながら栗山産小麦を原料とした麺を開発すべく、取り組みが進んでいるそうだ。写真は、みそラーメンと並ぶ人気の龍覚名物・キムチラーメン。スープはみそベースで、辛みそが加えられている。白菜キムチはお母様の手づくり。韓国の方から伝授してもらった本場仕込みの作り方で、手間をかけて漬けている。

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