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2006年7月26日公開・北海道人特集
「手打そば 匠」おすすめのそばセット
 

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↓水と緑に恵まれた「水光園」

水と緑に恵まれた「水光園」

十勝人が好む、そば屋と温泉めぐり

 十勝人の暮らしに欠かせないものがある。それは、そばと温泉。
 開拓時代からよく食べられたそばは、冷涼な気候や比較的やせた土地でもよく育ち、生育期間が短いなど、開拓者たちに絶好の作物として歓迎された。また、気軽に安く利用できる温泉が多いのも十勝ならでは。ここでは両方一度に楽しめる、贅沢なスポットをご紹介しよう。

「帯広発祥の地」にたたずむそば処

 十勝開拓の祖・依田勉三(よだべんぞう)が1883(明治16)年に入植したといわれる「帯広発祥の地」。この豊かな自然林が広がる園内に、モール温泉「水光園」があり、家族の憩いの場として古くから親しまれている。2006年11月末には新館がオープンする予定。湯の元として、帯広発祥に地として、これからもモール温泉を愛する人々にやすらぎの場を提供してくれるだろう。

公園の木々に囲まれた「手打そば 匠」
 

↑公園の木々に囲まれた「手打そば 匠」

 同じ園内にある「手打そば 匠(たくみ)」は、東京、大阪で経験を積んだ店主が「地元ならではのものを」と、そばを取り入れた和食コースを水光園で提供したのがはじまりで、1991年にオープンした。十勝・鹿追町の契約農家が無農薬で育てる「ぼたん蕎麦」を使用しているが、これは生産量が少ないことから「幻のそば」ともいわれている。「そばの実の香りをしっかり味わってもらいたい」との思いから、毎日ていねいに石臼挽き、手打ちを徹底している。きれいな緑がかったそばは透明感があり、のど越しが良く、すするごとにそばの香りが広がる。
 また、店で使う器は、店主自身が持つ窯で焼いたもの。趣のある器でゆったり召し上がれ。

[関連情報]

・水光園
住所:帯広市東10条南5丁目(国道38号線沿い) 電話:0155-23-4700
日帰り入浴営業:13時〜22時
料金:大人390円、小学生140円

・十勝石臼挽 手打そば 匠(たくみ)
住所:水光園内 電話:0155-23-0388
営業:平日11時〜16時、土曜・日曜・祝11時〜19時(品切れの際は閉店)、火曜定休

日高山脈を一望できる温泉と香り高いそば

 帯広の隣町、芽室町の静かな高台にある「ゆもーる川北」。こちらも植物性のモール温泉で、身体がしんから温まると好評だ。日高山脈を一望できる「やまの湯」と、十勝平野を見渡す「さとの湯」に分かれた浴場には、画家の徳丸滋氏の描いた日高山脈と十勝平野の絵がそれぞれ幅4メートルのタイル絵として飾られ、外の景色とともに楽しめる。朝7時から入浴できるのも嬉しい。

 「そば処 縹(はなだ)」は、1999年のゆもーる川北のオープンとともに開店した。地元のみならず、遠方から足を運ぶファンも多く、季節に応じて道内、全国各地の新鮮なそば粉を厳選し、香り高いそばを提供している。ストレートに伝わるそばの香りと、細切りできりっとしたコシの強さが特徴。かつおだしのきいた辛汁が、そばの食感と絶妙なバランスを醸し出す。あとから運ばれる白くとろりとしたそば湯は、美味しく飲んでもらうために毎日別に作っているというこだわりようだ。
 夏にはたっぷりの汁で食べる「冷しかけそば」がおすすめ。和歌山産の梅干とそばの実が添えられ、さっぱりとした味わいだ。湯上がりにぜひ。

湯船は小さいが解放感がある「ゆもーる川北」の露天風呂
 

↑↓湯船は小さいが解放感がある「ゆもーる川北」の露天風呂

湯船は小さいが解放感がある「ゆもーる川北」の露天風呂。
 

↓大きな梅が食欲をそそる「冷やしかけそば」

↓大きな梅が食欲をそそる「冷やしかけそば」
      

[関連情報]

・ゆもーる川北
住所:芽室町北芽室北4線27 電話0155-62-1351
営業:7時〜23時、年中無休
料金:大人390円、小学生140円、幼児70円

・そば処 縹
住所:ゆもーる川北内 電話0155-62-1323
営業:11時〜15時、月曜定休(祝日の際は営業、翌日休み)

寄り道歴史スポット

十勝最大の温泉地、十勝川温泉への行き帰りの際には、ぜひお立ち寄りを!

開拓時代の古民家で、田舎料理を食す

■笹井ホテル食事処ギャラリー 郷具庵
住所:音更町十勝川温泉北15丁目1番地 電話:0155-46-2211
営業:10時〜18時(18時以降は要予約)、水曜定休
http://www.sasaihotel.com/

■古民家再生 「夢家建造」
http://www.tokachi.com/yumeya/

いろいろな味が一度に楽しめる「郷具庵セット」

↑いろいろな味が一度に楽しめる「郷具庵セット」


古民家を再生した店舗

↑古民家を再生した店舗

 「モール温泉」といっても、源泉の違いによって色の濃さや香り、泉質もいろいろ。北海道遺産として登録された十勝川温泉は、なんといっても観光の名所だ。その一角に、築約100年といわれる十勝開拓農家の家屋を再生した、食事処ギャラリー「郷具庵(きょうぐあん)」がある。職人の技が感じられる古い趣にひたりながら、十勝産そば粉100パーセントのそばと、地域の食材を生かした野菜たっぷりの料理を味わおう。


深い森に囲まれて、明治・大正時代の歴史にふれる

■新田の森記念館
住所:幕別町新町96-2 電話:0155-54-6575
営業:10時〜16時30分(5月1日〜10月20日まで)、月曜・火曜定休
入館料:大人300円、小・中学生100円 ※ギャラリーのみの入館は無料

 十勝開拓のリーダーのひとり、新田グループ創始者の新田長次郎氏が、幕別町に製渋(タンニン)工場を建設してからの歴史を紹介した資料館。工場建設のために選んだ森には、カシワをはじめ、カバ、セン、ナラなどの自然林が繁る。旧倉庫を改装した館内では、明治・大正・昭和初期の写真や工具、新田家所蔵の生活用品、書物などを観覧することができる。

深く鮮やかな緑の中に建つ「新田の森記念館」は、年代を感じる趣き

↑深く鮮やかな緑の中に建つ「新田の森記念館」は、年代を感じる趣き


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