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北海道お土産図鑑 2006年7月19日公開・北海道人特集

よもぎの里

地元を愛する公務員 重岡千里さんおすすめ よもぎの里 ひめや製パン菓子舗(上川町)

↑よもぎともち米が5対5の割合で入っている、よもぎたっぷりの大福。皮は薄めだが存在感は充分で、初夏のよもぎの味と香りが口中に広がる。もち米も、よもぎも地元上川町内産。1個136円、賞味期限は当日中だが冷凍可。

「噛むとよもぎの繊維がぎっしり、驚きの食感です」

 旭川から車で約1時間、上川町の「まちのお菓子屋さん」で製造しているよもぎ大福です。色が深〜い緑色になるほどたくさんのよもぎが入っていて、一口噛むとよもぎの繊維がぎっしりと力強く感じられます。香りもふつうの大福とは比べ物になりません。初めて召し上がるかたは、驚くかたが多いですよ。よもぎは、上川町の野山で1年分を摘み取って使っているそうです。
 餡もたっぷり入っていますが、あっさりとした甘味で左党の皆様にも好評。昔ながらの材料だけで作られているので、時間が経つと固くなりますが、すぐ食べないときは冷凍すると良いそうです。北海道の初夏の味と香りを、思いっきりお楽しみいただけると思います。

重岡千里さん

重岡千里さん

旭川出身で道内のあちこちを転勤で歩いたのち、現在は故郷に在住。上川支庁の商工労働観光課に勤務し、物産振興などの業務を担当。仕事がら、上川の味わいどころ、見どころなどに詳しくなるにつれ、またあらためて地元の素晴らしさを実感している。「大雪山の麓での、いい水といい空気、いい人に恵まれた旭川のくらしを深く愛しています」という。「暮らすこと」に興味があり、食べるもの、家具、家のしつらえ、庭などにアンテナが向く。


6月初めは、みんな総出で「よもぎ摘み」。

 ひめや製パン菓子舗は、今から50年以上前に創業し、上川町になくてはならない存在だ。現在は4代目社長、鈴木哲也さんが店を守る。創業時はパン作りから始まり、デコレーションケーキやショートケーキ、マドレーヌなどの洋菓子を作るようになる。そして20年ほど前から、近くで摘んだよもぎを使った「よもぎの里」を製造するようになった。
 鈴木社長はそのころを振り返って話してくれた。
 「うちでおばあさんが作っていたのを、店でも始めることにしたんです。材料や作り方はずっと同じ、長年のファンが多いのでもう変えられないんですよ。」

 使っているよもぎは、すべて町内の野山に自生するもの。やわらかいよもぎの新芽が出る6月の上旬、約2週間だけが収穫時期にあたる。この時期、ひめや菓子舗の従業員のみなさんは、総出で山へ入ってよもぎ摘みに精を出す。しかしそれだけでは足りないので、毎年協力してくれる近所のかたが、それぞれお気に入りの場所から摘んできてくれる。この2週間で、1年分をとってしまわなければいけないのだ。

よもぎの里

■ひめや製パン菓子舗(上川町)
住所:上川町新町
電話:01658-2-1706
販売場所:店舗販売のほか、地方発送も可(※遠方の場合は冷凍で発送)。インターネットでの販売もあり。
http://www.kamikawa-navi.com/


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