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監修/(社)日本アロマ環境協会認定
アロマテラピー・インストラクター いとうももこ
薬用植物・ハーブの中でもラベンダーは万能ハーブといわれ、やけどや傷の手当てをはじめ古くからさまざまに使われてきました。香り成分の精油を心身の健康に役立てる芳香療法(アロマテラピー)でも、ラベンダーオイルは最も用途が広く、世界中で抜群の人気を誇ります。
香りのリラックス効果はもちろん、その作用はストレスや神経系の緊張からくる身体的不調の改善にも役立ってくれます。また、炎症をしずめ傷ついた細胞を回復させる作用(消炎作用)や抗菌、抗ウイルス作用から、美容分野はもちろん医薬分野、化学分野での研究や活用も盛んです。
ラベンダーのそんな効用を、暮らしの中で楽しく簡単に取り入れ役立てるレシピ、方法をご紹介します。
■ラベンダーカルピス
カルピスの甘みの中にラベンダーの香味が広がります。夏のお風呂上がりや暑さで寝つけない夜におすすめです。
作り方(1人分)
沸かして火を止めた熱湯100ミリリットルに、ハーブティー用のラベンダーのドライハーブ小さじ1杯を入れ、ふたをして3分間蒸らし、浸出液を作ります。氷をグラスの上いっぱいまで入れ、カルピス30ミリリットルを静かに入れます。浸出液を茶こしに通してグラスに注ぎます。
■ラベンダーバス
こんな手づくり入浴剤はいかが? リラックス作用に加え、肌を清潔に保ち炎症(にきび、湿疹、日焼けなど)をしずめる美肌作用にも期待。
■ラベンダーバスソルト
発汗を促して体内の余分な水分をとりのぞくバスソルトに、ラベンダーオイルをプラス。
作り方(4回分)
容器に自然塩200グラムを入れ、ラベンダーオイル15滴を入れ、スプーンなどでよくかき混ぜます。作り置きができますが、容器はガラス製の密閉びんを使用しましょう。1回の使用量は全身浴で50グラムほどが目安です。バスタブに入れたらよくかき混ぜて。
■ラベンダーローズの入浴剤
ローズのドライハーブと合わせて、うっとりするような香りが広がるドライハーブの入浴剤です。ローズの成分は肌の保湿、老化予防作用があるといわれ、香りには気持ちを明るくさせる作用が知られています。
作り方(1回分)
ラベンダーのドライハーブ大さじ3杯をすり鉢に入れ、すりこぎで「軽く粗目に」砕き、取り出します(細かく粉々にしない)。ローズのドライハーブ大さじ3杯も同様に。両方のドライハーブを大きめのお茶パックにつめ、それをもう1回お茶パックにつめて2重パックにします。バスタブに浮かべ、握ってもむと香りが引き立ち、有効成分もよく抽出されます。
※砕くと香りが飛んでしまうので、作り置きはせずにそのつど作ります。
■お役立ちスプレー
■おそうじ&キッチンスプレー
ガラスふき、鏡ふき、メガネふきに使うとぴかぴかに。キッチンに常備して生ゴミコーナーや排水口にひとふきしておくと除菌・消臭・防カビ効果を発揮します。
作り方
無水エタノール10ミリリットルにラベンダーオイル4滴を入れてよく混ぜ、水50ミリリットルを加えてスプレー容器に入れます。ガスレンジまわりの油汚れ用にはオレンジオイルを、キッチンまわりの除菌・消臭・防カビ用にはペパーミントオイルやレモンオイルを加えるとより効果的です。その場合、オイルは合計で4滴になるようにします。
※アルコールを含むので、レンジまわりのそうじに使うときは、必ずガスの元栓を閉めてください。
■虫よけスプレー
精油の防虫効果を活用した虫刺され予防スプレー。肌だけでなく衣類にも吹きかけて。
作り方
無水エタノール10ミリリットルにラベンダーオイル2滴とレモングラスオイル(またはユーカリオイル)2滴を入れてよく混ぜ、精製水50ミリリットルを加えてスプレー容器に入れます。
■心身の不調に
■眠れないとき。ストレスがたまっているとき
お風呂や室内で芳香浴を。不安やストレス、神経の高ぶりをしずめてくれます。お風呂では、バスタブのお湯にオイルを落とし(全身浴では5滴以内、半身浴では3滴以内)、よくかき混ぜて。室内では、電球の熱でオイルを温めるアロマライトを使うと、火を使わないので安心です。寝つけないときは、ティッシュやコットンに1滴落として、枕元に置くだけでも効果的です。
■目の疲れ、頭痛・肩こりに
お湯を洗面器にため、3滴以下のオイルをたらしてかき混ぜ、タオルに含ませて軽く絞ります。それを電子レンジ用の袋に入れて1分間レンジで加熱して蒸しタオルにし、目の上や首の後ろ、肩にじっくりとあてます。冷めてきたら、同じお湯を使ってこれを何度かくり返します。
■風邪ぎみのときに
熱めのお湯を洗面器にため、3滴以下のオイルをたらして、両手を手首まで、または両足を足首まで浸します。冷めてきたら熱めのお湯を足し(オイルは加えません)、15分ほど続けましょう。オイルの他に自然塩を加えると、発汗作用が高まり、より効果的です。
■のどの痛みに
マグカップに注いだ熱湯に1滴落として、目を閉じ、立ち上る蒸気をゆっくりと吸入します。気管の粘膜に抗ウイルス作用や消炎作用が働きまます。
おそうじ、お洗濯に
■ぞうきんがけ用のバケツの水に1〜2滴。ふきそうじの汚れ落ちが増し、除菌・消臭効果も期待できます。
■掃除機のごみパックに1〜2滴。気になる風気口からの風がさわやかな香りに。
■洗濯機のすすぎの水に1滴。洗濯物の除菌に役立ちます。
■旅行、アウトドアで
■車酔い、時差ボケの予防、改善に。ティッシュやハンカチに1滴落として香りをかいで。
■日焼け肌のケアに。水を洗面器にため、3滴以下のオイルをたらしてかき混ぜ、タオルに含ませて軽く絞り患部にあてます。アイスノンなどにタオルを巻いてもよし。
※精油やドライハーブはアロマテラピーやハーブの専門店で、無水エタノールと精製水は薬局で購入できます。
※精油は極めて高濃度なため原液に触れるのはご法度とされています。ラベンダーオイルは原液のまま使える数少ない精油のひとつで、ニキビややけど、水虫などに微量のオイルを綿棒につけて使うと効果的ですが、初心者や肌の弱い人は避けましょう。
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