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桜の国の北海道

北海道人・2006年4月特集

函館市・五稜郭公園と函館公園 天空から眺める桜に新展開、五稜郭 愛される公園と共に在り続ける桜、函館公園

旧五稜郭タワーから眺めた桜の景色。ピンクの花と星型のお堀が美しい。

△旧五稜郭タワーから眺めた桜の景色。ピンクの花と星型のお堀が美しい。

取材・文・写真/重田サキネ 写真協力/函館市フィルムコミッション

 函館で桜の名所と言えば、何と言っても五稜郭公園と函館公園だろう。前者には今年、新しいビューポイントが生まれ、後者には昔ながらの知る人ぞ知る楽しみ方がある。ぜひとも、両者の魅力を味わい尽くしてほしい。

 「桜の季節になると、函館じゅうで花が『もりもり咲く!』って感じですね」と語るのは、北海道アウトドアガイドの木村マサ子さん。山から里、公園から民家の庭先まで、北国の春の芽吹きはいっせいに訪れる。中でも顕著なのは、桜。五稜郭公園では、死角をなくす工夫である五角形の城跡に沿って、こんもりと、薄紅のファー(毛皮)をあしらったかのように桜が咲く。それらが満開を迎えるころから、堀の外側に植えられたツツジやフジもすばらしい状態に。あでやかな花の競演を目にしていると、ここが榎本武揚や土方歳三らが戦った夢の跡であるという歴史を、しばし忘れてしまう。
 ここは今、北海道で最も新しいお花見スポットだ。場所ではなく、高さが、である。次のページへ

桜といっしょに、おいしい名物案内

 五稜郭公園のすぐ近くに、フランスからの直輸入モノを含め、国内外の旬の食材を生かすフレンチの店がある。季節感あふれる料理と、何種類もの中から選べるデザート、そして気取らない接客にファン多し。これからの時期は毎年、赤井川村で収穫される「ポン太のアスパラ」を料理に使い始めるが、これは「こんな旨いアスパラはほかに知らない」と坂田敏二シェフがぞっこんの逸品。

「お花見の後は、気軽に美味しいものを食べにいらしてください」と語る坂田シェフ。

△「お花見の後は、気軽に美味しいものを食べにいらしてください」と語る坂田シェフ。

また、料理は塩づかいにもこだわり、数種類を使い分ける。効かせるところには効かせ、引くところは引いて食材の味を際立たせている。ランチコースは1050円〜3150円、ディナーは3150円〜。世界各国から選んだワインは、ボトル2625円〜、グラス410円〜と手頃なのがうれしい。

「トマトのファルシ、春野菜を添えて」。中央は、カニ肉を詰めた甘みの強いトマト。歯触りいい白アスパラと、フランスから取り寄せた食用タンポポ(葉)が、やや苦みある味で春らしさを添える。

△「トマトのファルシ、春野菜を添えて」。中央は、カニ肉を詰めた甘みの強いトマト。歯触りいい白アスパラと、フランスから取り寄せた食用タンポポ(葉)が、やや苦みある味で春らしさを添える。

かしこまった感じのない、温かな店内。

△かしこまった感じのない、温かな店内。

■プティ・コション
住所:函館市梁川町12-13
電話:0138-56-5600
営業時間:ランチ午前11時30分〜午後2時、ディナー午後5時30分〜午後9時30分
交通:五稜郭公園から徒歩10分、市電「五稜郭公園前」から徒歩10分

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