北海道人・特集バックナンバー HOME バックナンバー一覧

特集 至福の温泉

味わい深い温泉めぐり 第九話 養老牛温泉(ようろううしおんせん)

 

原始の森と川のせせらぎに包まれた静かな温泉郷

300年前、アイヌの人々が発見
   四季折々の彩りを見せる閑静な山のいで湯

▲標津川の清流にのぞむ混浴の露天風呂。夏は森の木々に手が届きそうだ。(写真提供:湯宿だいいち)

 養老牛とは、アイヌ語の「エ・ウォル」(頭・石を水に突っ込んでいる)の転訛で、この地の温泉はすでに300年前にアイヌの人々に知られていたといわれる。養老牛温泉は、標津川沿いに鄙びた風情の温泉旅館が並んでおり、いずれの宿も川の流れを活かした造りで、せせらぎを耳にくつろぎのひとときを過ごせるよう、露天風呂をはじめさまざまな工夫が施されている。
 仙境といわれるだけあって、桜・新緑・紅葉と四季折々の彩りがとても鮮やか。風景の素晴らしさも長く印象に残る、心にじんわりと染みる温泉郷である。

清流をのぞむ露天風呂が魅力
   まわりを自然に囲まれ開放感いっぱい

▲丸太をくり抜いて作られた趣のある露天風呂。

▲宿のご主人が腕をふるう食事にもファンが多い。(写真提供:湯宿だいいち)

▲養老牛温泉から少し北側に位置する摩周湖。中標津町と清里町の境界、清里峠から約3キロ入った所に裏摩周展望台があり、神秘的な美しさを見ることができる。(写真提供:中標津町)

 養老牛温泉に大規模な宿はないが、それがまた趣き深い風情をつくり出している。いくつかの宿泊施設があるが、そのひとつ「湯宿だいいち」は標高200メートルの渓谷に抱かれた、木の温もりに満ちた宿。標津川を石で仕切った野趣豊かな露天風呂や、丸木を抜いた露天風呂をもつ離れなど、個性的な客室が揃う。ゆっくりと湯につかりながら、木立ちの中を吹き抜ける風を浴びていると心休まり、実に気持ちがいい。

温泉データ

泉質 含有膏−食塩泉など
効能 リウマチ、痛風、婦人病、湿疹など
日帰り入浴施設
宿泊施設
露天
主なアクセス JR釧路駅から阿寒バスで約2時間、計根別農協前にて町営バス養老牛線に乗りかえ、またはJR根室駅から阿寒バスで約2時間、交通センターで釧路羅臼線(釧路行き)に乗りかえ、計根別農協前にて町営バス養老牛線に乗りかえ。

連絡先

中標津町役場経済振興課観光振興係
住所 中標津町丸山2丁目22
電話 (0153)73−3111
URL http://www.nakashibetsu.jp/
湯宿だいいち
住所 中標津町養老牛温泉518
電話 (0153)78−2131
URL http://www.yoroushi.jp/

湯宿だいいち、支配人の長谷川さんから一言

温泉と山しかない何もない場所ですが、ゆっくりくつろいでいただくには最適のところです。いらっしゃるお客様は、若いかたから、80歳をこえるかたまで幅広く、ご家族や小グループなどのご利用が多いですね。郷土料理と土地の言葉で、心を込めておもてなしいたします。

北海道人トップページへ