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特集 至福の温泉

味わい深い温泉めぐり 第八話 幌加温泉(ほろかおんせん)

 

東大雪の原生林に囲まれた、素朴な山の湯治場

秘湯ムードがいっぱい、
   ひっそりと湯煙ただよう鄙びた温泉地

 幌加の湯は東大雪の山ふところに抱かれるように、ひっそりと湯煙をあげる鄙(ひな)びた温泉地であり、ニペソツ山の登山口に当たることから、登山者の利用も多い。
 この地は早くからアイヌの人々に知られてはいたが、湯治場として一般に認知されたのは戦後のこと。第二次大戦中に船舶材を切り出すために利用されていた飯場の払い下げを受けて、湯治場として開業したのが始まりである。
 湯宿は秘湯ムードいっぱいの「ホロカ温泉」と、素泊まりながら温泉の充実している「湯元鹿の谷」の2館がある。

ホロカ温泉の内風呂

▲自然湧出のお湯がたっぷりとあふれる、ホロカ温泉の内風呂。

ニペソツ山

▲標高2013メートル、登山家あこがれのニペソツ山。(写真提供:上士幌町観光協会)

温泉本来の力を実感できる
   昔ながらの湯治場の雰囲気を満喫

 原生林に囲まれるなか、寄り添うように建つ2軒の宿には複数の泉源から自然湧出する湯が引かれており、温泉本来の力を実感できる。
 明治の洋館のような味わいのある建物がホロカ温泉であり、本館には男女別の内風呂がある。もったいないくらい湯があふれ続ける浴場は、床一面に温泉成分が付着し、秘湯の風情を満喫できる。男湯のほうは硫黄泉と食塩泉の2つの湯船があり、蛇口などのない昔ながらの湯治場スタイルだ。女湯には食塩泉しか引かれていないが、自炊棟には濃厚な硫黄泉があふれる混浴の内湯がある。

温泉データ

泉質 硫黄、含塩泉など
効能 神経痛、リウマチ、胃腸病、ヒステリーなど
日帰り入浴施設
宿泊施設
露天
主なアクセス JR帯広駅から「高速バス・ノースライナー」で約1時間20分、「幌加温泉」下車

連絡先

上士幌町観光協会
住所 河東郡上士幌町上士幌東3線238
電話 (01564)2-3355
URL http://www16.ocn.ne.jp/~k.kanko/
ホロカ温泉
住所 河東郡上士幌町幌加
電話 (01564)4-2167
ホロカ温泉

▲今年で築51年になるホロカ温泉の趣きある建物。(写真提供:上士幌町観光協会)

上士幌の北海道バルーンフェスティバル

▲上士幌は熱気球の盛んなまち。毎年8月上旬に北海道バルーンフェスティバルが開催され、大空に色とりどりのバルーンが浮かぶ。

糠平湖

▲まちのほぼ中央にある糠平湖。湖畔には糠平温泉郷があり、幌加温泉はそこからさらに北に位置する。

ホロカ温泉の総島(そうじま)さんから一言

ここでは、温泉浴と、森林浴の両方をいっぺんに楽しんでいただくことができます。昔は湯治のお客様がほとんどでしたが、ニペソツ山のすぐそばにあるので、最近は登山にいらした若いおじょうさん達もたくさんいらっしゃいます。ゆっくりのんびり、骨休めをしてください。

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