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特集 至福の温泉

味わい深い温泉めぐり 第六話 豊富温泉(とよとみおんせん)

 

日本最北の温泉郷に湧く、油分を含む薬湯の魅力

石油の試掘から噴出した温泉は
   肌触りのいい皮膚病に効能のある薬湯

豊富温泉イメージ画像

▲豊富温泉は、油分を含んだ独特のお湯が特徴。肌触りよく湯冷めしにくい良質の温泉。

町営のふれあいセンター

▲町営のふれあいセンターは地元客、観光客、湯治客でにぎわう。おもに湯治客が利用する浴場は、薄黄色を帯びたお湯がしっとりと肌になじむ。

 豊富温泉のはじまりは、大正14年(1925年)に石油の試掘を行った際、地下800〜900メートルの地点から、高圧の天然ガスとともに43度の温泉が噴出したというユニークなもの。
 いくつかの泉源があり、当初は油分の少ない源泉のほうを使用していたが、この石油臭ただよう油分が皮膚病に効果的であることが判明し、平成11年(1999年)からは泉温が高く油分の濃い源泉を使用している。
 お湯はアルカリ性でわずかに黄濁しており、弱い石油臭もするが、浸かってみると肌触りがとてもよく、長時間入浴していても湯疲れしないという利点がある。

豊かな自然環境に恵まれた
   道北観光の拠点としての役割を担う温泉郷

緑にかこまれた豊富町の温泉街
▲緑にかこまれた豊富町の温泉街。

 日本最北といっても、たとえばもっと北の稚内市には公共の温泉施設がある。しかし、この地のようにホテル・旅館が10軒ほど集まった温泉郷は、層雲峡温泉より北にはない。
 近くには日本有数の規模を誇る約1400ヘクタールの大規模草地牧場があり、また国道を越えた西側の海岸線にはサロベツ原生花園が広がっていて、日本海越しに望む利尻富士の景観は思わず息を飲むほど美しい。
 さらに、温泉街の周囲にはゴルフ場やスキー場が開設されているなど、個人客・団体客を問わず多彩な利用者が多く、道北観光の拠点としての役割も担っている。

温泉データ

泉質 ナトリウム-塩化物泉
効能 皮膚病、やけど、切り傷、冷え性、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり
日帰り入浴施設
宿泊施設
主なアクセス JR豊富駅から車で約10分
URL http://www.toyotomi-kanko.net/

連絡先

豊富町観光協会
住所 天塩郡豊富町東4条3丁目
電話 (0162)82-1728
サロベツ原生花園イメージ画像

▲利尻富士を望む、雄大なサロベツ原生花園。貴重な動植物の生息地であり、2005年11月にラムサール条約湿地に指定された。
(写真提供:豊富町、坂野印刷)

豊富町観光協会の植(うえ)さんから一言

豊富温泉のお湯は、他の場所にはないめずらしい温泉です。昔から皮膚病に効くと言われていますが、入ると本当にお肌がツルツルになって、最近では「美肌の湯」とも言われています。温泉に入った翌日は、朝起きると肌の感じが全然ちがいます。とっても若返った感じがするんですよ。

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