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特集 至福の温泉

味わい深い温泉めぐり 第四話 知内温泉(しりうちおんせん)

 

道内最古の歴史を誇る、人里はなれた自然湧出の秘湯

知内温泉の露天風呂

▲冬の露天風呂にも熱い湯がなみなみと溢れる。

開湯はなんと今から約760年前
  北海道の古湯で、いにしえの湯治気分に浸る

 北海道の歴史を記した古文書『大野土佐日記』に、この温泉の記録が残っている。それよると、鎌倉時代の宝治元年(1247年)に甲州(現山梨県)の城主の下命を受け、金山探しのために渡道した荒木大学が、知内に城を構える折に豊富な泉源を発見したという。したがって、知内温泉は今から760年以上も前に開湯した道内最古の湯となる。
 ちなみに、この荒木大学という人は北海道に居住した和人の第一号ともいわれているが、こちらは定かではない。また寛文5年(1665年)には、松前藩の九代城主の奥方が「御入浴せり」との記録もあり、その頃すでに温泉としての設備が整っていたことが伺える。

外観はおしゃれな洋館造り、
   湯は本格の源泉かけ流しという宿の魅力

 北海道の南端近く、知内市街から湯の川をさかのぼる山あいに佇む知内温泉旅館は、近年瀟洒な洋館造りに建てかえられ、裏山すべてが敷地という見晴らしの良さ。天然湧出する泉源はそれぞれ微妙に泉質が異なり、岩風呂の大浴槽も男女で湯の成分に違いがあって、男湯は炭酸を含んでリフレッシュ効果が高く、女湯は明ばんを含み目や皮膚病に効くという。
 寝湯は男女ともに鉄分の多い湯で、露天風呂も鉄分が多く、こちらは男女混浴になっている。また、熱めの源泉は質を損なわぬよう、温度調節しながら浴槽に注ぐという配慮がなされている。

温泉データ

泉質 鉄鉱泉、炭酸塩類泉
効能 胃腸病、皮膚病、打ち身、火傷、婦人病など
日帰り入浴施設
宿泊施設
露天
主なアクセス JR木古内駅からバスで25分→湯の里温泉入口下車(バスは1日9〜11便 )
または、JR知内駅より車で4分

連絡先

知内温泉旅館ユートピア和楽園
住所 上磯郡知内町字湯ノ里287
電話 (01392)6-2341
知内温泉

▲知内川の支流、湯の川河岸にあるユートピア和楽園。冬の静かな景色のなかで。

知内温泉の佐藤さんから一言

知内温泉のお食事イメージ画像

▲知内産マコガレイ

お食事には、地場でとれた新鮮な海産物や山菜を、季節によってお出ししてい ます。冬場は何といっても知内名産の「マコガレイ」と「カキ」ですね。カレ イの刺し身や煮付けなど、知内ならではの味覚を存分にお楽しみください。

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