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特集 至福の温泉

味わい深い温泉めぐり 第三話 登別温泉(のぼりべつおんせん)

 

道内屈指の温泉郷で、にごり湯に体の芯まで解きほぐす

語源はアイヌ語の「色の濃い川」
   海外での評価も高い日本を代表する温泉郷

 登別の語源は、アイヌ語の「色の濃い川」を意味する「ヌプルペツ」に由来するという。
 この地の温泉は、安政5年(1858年)に硫黄を採掘していた岡田半兵衛が共同浴場を造ったのに始まる。そして登別に温泉街が誕生したのは、いまから約130年前のこと。湯守となった滝本金蔵が、登別の湯の効能を「より多くの人々にもたらしたい」と私費を投じ、道路を開削して湯宿を建てたのが始まりといわれる。
 以来、全国でも珍しいほど多くの種類の温泉が湧き出し、北海道のみならず日本を代表する一大温泉郷に発展している。

ゆったりと寛げる露天風呂。泉質は場所によってさまざまなので、その違いを確かめるのも楽しい。

▲大湯沼から溢れ出た温泉が流れる大湯沼川の中流には、丸太のベンチなどが配置され、「天然の足湯」が堪能できる。自然湧出の温泉が下流へ流れる間に適温になる(冬は雪のため利用できないことがあります)。

▲ホテルや旅館が建ち並ぶ登別温泉街。

目を奪われる地獄谷の奇観!
   周辺には多彩なテーマパークも顔を揃える

 温泉街の最奥にある地獄谷は、火山の爆裂火口跡で、その硫気を噴きだす山肌の奇観は名所の1つとなっている。この地は、登別温泉で使われる湯を供給する泉源であり、湧出地点によって泉質や泉温が異なるという。
 宿のタイプは、大人のための寛ぎを追求した純和風旅館から、複数の泉質の湯を一度に楽しめる大規模ホテルまで、旅の形態や人数・予算などに応じてさまざまな選択が可能である。また、周辺にはクマ牧場や時代村・マリンパークなど、多彩なテーマパークも揃っており、多くの観光客が足を運んでいる。

▲地獄谷は、今から約1万年前に火山が爆発して出来た爆裂火口の跡。谷に沿って数多くの湧出口や墳気孔があり、谷に流れ込む水を過熱して70度近い温泉となる。

▲毎年2月3、4日に開催される「登別温泉湯まつり」。登別温泉の湯が尽きることないよう祈願するとともに、温泉の効能に感謝し、 繁栄と無病息災を祈る。4日の夜9時すぎから、裸の若者たちによって勇壮な 「源泉湯かけ合戦」が行われる。
(写真提供:登別市観光経済部観光室観光振興グループ)

温泉データ

泉質 硫黄泉、食塩泉、明ばん泉、芒硝泉、石膏泉、緑ばん泉、鉄泉、酸性泉、重曹泉
効能 リュウマチ、高血圧、皮膚病、胃腸病、婦人病など
日帰り入浴施設
宿泊施設
露天
主なアクセス JR登別駅から車で15分、または登別東ICより車で10分

連絡先

登別市観光経済部観光室観光振興グループ
住所 登別市登別温泉町60番地
電話 (0143)84-2018
URL http://www.city.noboribetsu.hokkaido.jp/
(社)登別観光協会
住所 登別市登別温泉町60番地
電話 (0143)84-3311
URL http://www.noboribetsu-spa.jp/

登別市観光経済部観光室観光振興グループ総括主幹・石山さんから一言

2005年1月に、古くから温泉が流れている川で足湯に浸かれる、日本でも初めての場所が登別にできました。長さは約30メートルで、一度に100人くらいの人が利用できます。森のなかの遊歩道の途中にあるので、散策しながらぜひお試しください。

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