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特集 至福の温泉

味わい深い温泉めぐり 第二話 銀婚湯(ぎんこんゆ)(上の湯温泉)

 

道南の名湯に浸かり、広大な自然庭園を堪能する

大正天皇の銀婚式の日に発掘された
   くつろぎの名湯と絶品の山海の幸が評判の宿

渓流の湯

▲「渓流の湯」は明るく広々とした岩風呂。新緑や紅葉の林を間近に見ながら、ゆったりとお湯につかることができる。

銀婚湯の庭園

▲約5000坪もの広い庭園に、湯上がりに散策するのにちょうどよい遊歩道が整備されている。

 銀婚湯の名称のいわれは、よくある地名ではない。
 旅館の前にある案内板に、この温泉を「大正14年(1925年)春、大正天皇銀婚式の日に発掘した」とある。さらに時代をさかのぼると、明治維新の戊辰の役の折、幕府軍の榎本武揚(えのもと・たけあき)が配下の負傷兵たちを湯治させたところ、その効果に驚いたという記録もある。
 この湯の魅力とともに、30000坪の敷地内にある自然庭園の景観も話題を呼んでいる。渓流のせせらぎを聴きながら、夜は星を眺めて名湯に浸かる、女性客を中心にくつろぎと山海の幸が供される宿として人気を集めている。

渓渓流の風情を楽しめる内湯、
   自然と一体化する開放感を満喫できる露天

 銀婚湯の湯は、いずれもまろやかな肌触りの源泉かけ流し。浴場は男女別に分かれているが、時間帯による入れ替り制をとっている。
 「渓流の湯」は、その名の通り渓流に面した総ガラス張りの岩風呂で、季節の風情が楽しめる露天風呂へと続いている。また「こもれびの湯」は、木の香りもやさしい清潔感ただよう内湯。そして川に架かる吊り橋を渡ると、散策路の途中に巨木をくり抜いたものと木枠の露天風呂がある。
 自然に囲まれて、湧き出る湯に浸かっていると、風を感じながら自然と一体化していく開放感を満喫できる。

温泉データ

泉質 硫酸塩泉ナトリウム塩化物
効能 神経衰弱、ヒステリー、リウマチ、冷え性、胃腸炎、婦人病など
日帰り入浴施設
宿泊施設
露天
主なアクセス JR函館本線・落部駅から車で約15分

連絡先

温泉旅館銀婚湯
住所 二海郡八雲町上の湯199
電話 (01376)7-3111
URL http://www.ginkonyu.com/
銀婚湯の温泉

▲気持ちのよい露天。銀婚湯の温泉は、敷地内から湧出する4本の源泉を使っている。

 

銀婚湯の川口さんから一言

庭園の桂林のなかにある「桂の湯」は、駒ヶ岳から35トンの岩を運んできて、 自分たちでくりぬいて作った岩風呂です。桂の木はここに種から植えて何年も かけて林になり、とてもいい雰囲気の場所になりました。また、秋になると桂 の木はビスケットのような甘い香りがするんです。ぜひ楽しんでみてください。

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