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生命のつらなる場所 知床半島

世界にほこる知床の価値

文・イラスト/編集部

知床半島は、どうして世界自然遺産になったのだろう。世界が認めたその価値とは?



いろいろな種類の生き物がすむ知床

 知床には、ほかのどこにもない、かけがえのない価値がある。
 その一つは、面積約7万ヘクタールというせまい地域のなかに、とてもいろいろな種類の生き物が、本来の姿で暮らしていること。知床半島は、海に細長く突き出し、中央が高い山になっていて、海や川や森や高山というさまざな自然環境がコンパクトにまとまって詰め込まれている。そのため、そこにすむ生き物の種類がとても多く、豊かな生物多様性(※1)をもつことが大きな特徴になっている。
 また、知床にすむ生き物には、シマフクロウやオオワシ、オジロワシのように、世界でも数が非常に少なく、絶滅が心配されるもの(※2)も多い。かれらにとって、知床は貴重な繁殖地や越冬地であり、大事な「ふるさと」なのだ。


※1
[生物多様性について]
生物多様性センター
http://www.biodic.go.jp/

※2[絶滅が心配される生き物、絶滅危惧種について
知床にすむ鳥のうち、環境省のレッドリストに記載されたのは30種。そのうち、絶滅危惧種にランクされたのは、シマフクロウ、ワシミミズク、チシマウガラス、ウミスズメ、エトピリカ、オジロワシ、クマタカ、イヌワシ、セイタカシギ、キンメフクロウ、オオワシ、オオタカ、チュウヒ、ハヤブサ、ヒシクイ、タンチョウ、ケイマフリ、クマゲラの19種。

・環境省生物多様性情報システム
http://www.biodic.go.jp/J-IBIS.html


知床のさまざまな環境と、そこにすむおもな鳥

▲知床半島にはいろいろな環境がぎゅっと垂直に圧縮されて見られる。そのため、じつに多様な環境があり、多くの種類の鳥がすんでいる。
参考:『知床の鳥』(斜里町立知床博物館)



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