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冬になると海水は、上層部にある水と下層部にある水が対流をくり返しながら少しずつ冷えていき、全体の温度がマイナス1.8度まで下がると凍りはじめる。当然ながら海はとても深いので、これにはかなり時間がかかる。
また、マイナス1.8度になったからといって、すぐ大きな流氷ができるわけではない。最初は水面近くで小さな氷の結晶(氷晶)ができ、さらに寒さが続くと氷晶が増えてくっつき合い、しだいに水面をおおう薄い氷になっていく。薄い氷は割れやすいため、割れた氷同士がぶつかり合い、ふちの盛り上がった丸い氷となる。これを「蓮葉氷(はすはごおり)」という。
さらに寒さが続くと氷は厚く成長し、やがて海が完全に氷でおおわれ、いつしか一面の流氷野となる。オホーツク海の氷がもっとも厚くなるのは3月の中旬で、40センチから1メートルほどになり、海全体の約80%が流氷でおおわれる。