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北海道ニュース イメージ 北国の日本酒リレー
イントロ 米農家に聞く 杜氏に聞く 蔵元・蔵人たちに聞く 酒屋・料理人・日本酒ファンに聞く 北海道の蔵元
酒屋・料理人・日本酒ファンに聞く「北海道のお酒の質はどんどん上がってきています」と話す熊田さん
小林酒造の脇田杜氏と共に作り上げた「北の錦 北斗随想」


酒屋の役割は、地元の酒を育てること
 「銘酒の裕多加(ゆたか)」は、21年前から全国各地の地酒を扱っており、道内の地酒専門店の先駆けとして、その名を知られた存在です。
 代表の熊田裕一さんは、毎年全国各地の蔵元に足を運び、蔵からの信頼も厚い人物。「全国の蔵を訪ねると、必ず『北海道のおいしい酒はありませんか?』と聞かれます。最初は気に留めていなかったのですが、ある時、『売る側の役割は、地元の良い酒を育てることだ』と言われて、目から鱗が落ちる思いでした」
 一般的に本州の酒と比べると、北海道の酒はあまり評価が高くないのが実情。そんなイメージを変えようと、熊田さんは知り合いの酒屋から有志を募り、小林酒造の杜氏・脇田征也さんを訪れます。「地元の米と水を使った道産子の杜氏による全国に誇れる道産酒を造りたい」という熊田さんらの熱意は、脇田さんの心を動かしました。そして平成5年、今や人気の銘柄となった「北の錦 北斗随想」が完成したのです。
 店には試飲コーナーがあり、気軽に利き酒ができるようになっています。「蔵元がいくら良い酒を造っても、その良さを消費者に伝えないことには酒は育たない」と熊田さんは語ってくれました。


  銘酒の裕多加
札幌市北区北25条西15丁目4-13
TEL 011-716-5174
URL http://www.yutaka1.com


「すすきの道内酒愛好会」の例会
北海道の地酒で旬の料理が楽しめる
「道産子として、北海道のお酒をもっと飲んで欲しいです」と語る武隈店長

多くの人に、北海道の地酒になじんでほしい
 「すすきの道内酒愛好会」の事務局にもなっている「なじみ亭」は、道内15カ所の蔵の酒すべてを扱っている店。しかも、北海道の地酒しか置いていないという徹底ぶりです。店長の武隈昭彦さんにお話をうかがいました。
 「北海道の地酒のみを置くようになったのは、15年程前からです。ホテルにある飲食店という性格から観光客の方もよくいらっしゃるので、地元の料理と共にお酒も味わってもらえたら…という思いで始めました」15蔵の酒すべてを飲み比べていくお客もいるというから驚きです。
 観光客のみならず、地元・札幌の人々にも北海道の地酒ファンの輪は広まりつつあり、愛好会には現在約80人の会員が登録しています。年齢層は幅広く、女性のメンバーも約20人いるのだとか。2カ月に1度例会を開き毎回1本の地酒を取り上げてお酒に合わせた料理を味わうほか、蔵元見学も行っています。
 同店の自慢は、旭川の高砂酒造に造ってもらった、「国士無双」のオリジナルラベル「馴染」。「多くの方に、北海道のお酒に"なじんで"もらいたいという願いも込めて、この名前にしました」と武隈さん。日本酒をつなぐ「リレー」は、こうして広がり続けます。


  喰い和い処 なじみ亭
札幌市中央区南5条西3丁目
ホテルサンフラワー札幌地下1階
TEL 011-512-5534
URL http://www.sunflowers.jp


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