なぜ「くじら」の名前があるかというと、上面だけが黒く、下が白い色なので、くじら肉に似ているからとか、とにかくサイズが大きいので、大きい=くじら(鯨)から名づけられたといわれる。当時としては非常にぜいたくな材料を使い、手間のかかるものだった。その後、くじらもちという名前は残りながらも、姿はだんだんと変わり、山形や青森など各地に伝えられたのではないだろうか。
このように、おそらく北前船ルートのくじらもちが、下北のくじらもち(=つまり下北式べこもち)とどのように関係があるかは今のところ解明されていない。
しかし、同じ米の粉から作るよく似たお菓子であることは間違いなく、土地によって名前が混同されながら、その土地ごとに、独自の特徴を帯びてきたのではないだろうか。
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