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羊
羊とジンギスカン 文・写真/編集部
 広い大草原でのんびり草を食む羊の群れ。そこで食べるおいしいジンギスカン…北海道にはこういう風景が「イメージ」としてはある。でもこれは、残念ながら今の北海道では一般的な風景ではない。
 というのも、昭和20年から30年のピーク時には、全道に50万頭以上いた(各地の農家で飼っていたので正確な数は把握しにくい)といわれる羊だが、現在の飼育数は約4千頭にまで減ってしまった。ジンギスカンで食べる肉のほとんどは、海外からの輸入品である。道産の羊肉は、限られたフレンチレストランで味わうか、牧場や卸売り店に直接注文するかしなければなかなか食べられない。

 しかし、ここでガッカリしてはいけない。
 北海道の羊は、現在多くの羊好きの人々の努力によって、その本来の姿が見えはじめている。もともと羊は世界最古の家畜であり、人間に「衣・食・住」のすべてを与えてくれる有益な動物で、いままでの日本の羊毛だけ、羊肉だけという限られた利用の仕方は本当の姿ではなかった。そういうことに気がついて(または羊の魅力に心底魅せられて)、羊の可能性をもっと追及しよう、1頭まるごとムダなく利用しよう、という人々がたくさん現れている。

 今回は、そんな羊たちをめぐる旅にご案内しよう。
 ジンギスカンだけでない、ラムチョップだけでない、魅力あふれる羊の世界へ!
 でもその前に、北海道と羊の予習を少しだけ。

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羊
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  目次
羊牧場をたずねて
・茶路めん羊牧場(白糠町)
・松山牧場(美深町)
・ヨークシャーファーム(新得町)
・井内観光農園(仁木町)

羊の不思議にせまる「羊はどうして同じ方向を向くのか?」ほか

羊をめぐる挑戦