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特集 地図遊行
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日本最大の地図のポータルサイトは北海道発
マップショップ株式会社,黒田信一 インタビュー マップショップ株式会社 代表取締役社長 黒田信一さん

 わたしたちは地図をいくつ持っているだろうか。
 道路地図はドライブのために欠かせない。国土地理院発行の地形図は登山者の必需品だ。古地図を飾ったり、美術品としての地図を愉しむこともある。
 しかしいざ地図を買おうとすると、意外と場所も限られ、品揃えも少ないことに気がつく。
 日本国中どこにいても目の前に日本最大の地図専門店がある―インターネットが可能にしたその「専門店」が、昨年12月にオープンした日本で唯一の地図のポータルサイト「マップショップ」である。
 このサイトでは240社2万数千点の地図をネット販売。地図や古地図だけでなく、デジタル地図やGIS(地理情報システム)ソフト、紀行や観光ガイドブックまでを扱っており、日本で流通している地図のほぼ全てを手に入れることができる。地図のeコマースサイトとしては日本最大のものだ。
 このサイトを運営するマップショップ株式会社は、実はサッポロバレーとよばれる札幌の情報企業群と日本の地図流通の最大手である日本地図共販株式会社との連携で生まれた。

 「北海道はGISやデジタルマップの先進地。日本の地図のポータルサイトを運営する会社が北海道にあるという意味は大きいのではないでしょうか」とマップショップの黒田信一社長は話す。黒田社長は、札幌市で長くデジタルマップと取り組んできた北海道コンピュータマッピング株式会社社長であり、地図がコンピュータ化され、空間情報システムへ発展する時代を担ってきた。
 「これまで地図は男が作ってきました。だから機能的ではあっても魅力がないんですね。これからの時代は、専門家ではなく普通の人が地図を利活用する時代。このマップショップは地図の魅力を発信するものにしようと考えています」と黒田社長。
 サイトには、地図の販売だけではなく、地図に関するコラムやインタビューも掲載され、地図ファンにはうれしい内容である。サイト開設の反響も大きく、オーストラリア領事館から同国の観光地図を売ってほしいという依頼なども舞いこんでいる。
 黒田社長は、地図の魅力をこう話す。
 「地図はワクワクドキドキするもの。たとえば昔の街道の絵図などを見ていると、当時の生活の様子や歴史が想像できます。たとえば地図で確認しながら大河ドラマを見ると、意味がよくわかることもたくさんありますね。地図は情報化時代に必要不可欠なもの。まちづくりから観光まで、空間情報をどう表現するのか、地図にはまだまだ可能性がたくさんあります」
 今後、古地図のオークションや地図のイベントをしたり、新しい地図ファンをたくさん作りたいと話す黒田社長。北海道から世界へ、地図に関する発信基地としてマップショップの可能性は広がる。

マップショップのホームページ 
http://www.mapshop.co.jp/

 


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