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「森の世界」   高橋延清(※1)

森には
何一つ無駄がない
植物も 動物も 微生物も
みんな つらなっている
一生懸命生きている

一種の生きものが
森を支配することの
ないように
神の定めた
調和の世界だ

森には
美もあり 愛もある
はげしい闘いもある
だが
ウソがない

 『詩集 どろ亀さん』(緑の文明社)より

 

(※1)高橋延清(1914年〜2002年)東京大学名誉教授、森林学専攻。1974年の退官まで36年間、一度も東京大学の教壇に立つことなく北海道富良野市の東京大学演習林で森づくりを手がけ、さまざまな功績を残す。特に世評名高い「林分施業法」を確立・実践し、理想の森に育てあげる。92年には自然保護の研究で成果を上げた研究者に贈られる「日本学士院エディンバラ公賞」を受賞。そのほかにも第1回朝日森林文化賞、北海道功労賞など数多くの賞を受賞。赤い帽子がトレードマークで、「どろ亀さん」の愛称で親しまれ、晩年まで森と緑を守る活動に取り組み続けた。

 
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