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  北海道、スローフードの旅
 
 広い北海道には、地域によってさまざまな食文化が根づいている。
 生まれ育った場所で食べた、なつかしい味を思い出してみよう。春の食卓、冬の食卓、お祝いの食卓…。その土地の食材を使った、季節の味わいがたくさんあるはずだ。

 1980年代、イタリアで「スローフード」という言葉が生まれた。そこには地域の食文化を大切にし、「ゆとりある暮らしと人間性を取り戻そう」という思いが流れている。地元で生まれた良質の食材を食べること。伝統的な料理を子どもたちに伝えること。ふるさとの食文化を大切に守ること。そうした思いが、いま世界中に広がっている。
 私たちのふるさと北海道にも、守りたい食文化がある。郷土の特色が豊かで、ゆっくりのんびり、おいしい食事を楽しむ暮らし。「そんなこと毎日できるはずないじゃない! 忙しいんだから」とおこる方もいらっしゃるかもしれない。でもたまにはスピードをゆるめて、スローフードを探してみよう。そこではきっと本当に「豊かな生き方」が見えてくるはずである。

 今回は、日本海を左手にみながら北へ、幌加内、士別、苫前を旅した。そこで私たちは、まさに地元の食文化に誇りをもち、愛する人々に出会った。
 北海道ならではのスローフードの旅へご案内しよう。

※スローフード
イタリア人ジャーナリスト、カルロ・ペトリーニ氏によって始められた活動の考え方。大量生産、画一的な「ファストフード」的な時代の流れに危機感をもち、1986年に北イタリアの小さな町、ブラにスローフード協会が設立された。
  道北地図

 
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