HOME >北海道人―「私の好きな店」File No.10 「お料理 あま屋」―和食―

和食料理店「さっぽろ浪花亭」の店主・村井さんの「私の好きな店」をご紹介します。

メニューの一例

<ランチメニュー> 950円〜
本日の日替りと小鉢 700円
海鮮丼と小鉢 1000円
すき重 850円
バラ味噌ロールカツとお食事 800円
塩豚丼 800円
<夜のメニュー>
ミルフィーユとんかつ 1890円
板前おまかせ握り 3150円
炙りタコの押し寿司 735円
たこの柔らか煮 630円
カニサラコロッケ 840円
<デザート>
クローバーハニーアイスクリーム 420円
煮豆の入り、わっ!かたら〜な 525円
<飲み物>
本格焼酎多数 いずれも一杯450円

 日高や静内の食材を使った創作和食や寿司などが楽しめる新ひだか町静内にある「お料理あま屋」は、今年4月に移転オープンした。新たに設けられたデリコーナーでは、ランチを終えて惣菜を選ぶ女性たちが順番待ちをする風景もめずらしくない。
 「6年前の平成15年8月8日、末広がりの日を選んで開店しましたが、その日は馬が流されるほどの記録的な大雨。そのすぐあとは浦河沖地震と、街がダメージを受け、しばらくは店に来てくれる人も少なくて大丈夫かなと思いました」
 いまは賑って忙しい店内を見ながら、店主の天野洋海さんは開店当初をそう振り返った。

 「生産者との距離を縮められるのは田舎だからできること」という天野さんは、地元生産者とのつながりを大事にしながら、店のスタッフとともにオリジナルメニューの開発にはげんでいる。阿部さんのホエー放牧豚(ひだかポーク春立農場)、ユートピアの有精卵(新生ユートピア牧場)、ハチミツ(太田養蜂場)、ホロシリ牛乳(鐘の鳴る道の)など、地元素材を使った料理がここにはたくさんある。
 ホエー放牧豚を使った料理は同店の看板メニューでもある。潮風が運んだミネラルたっぷりの草を食べ、ホエーを飲み、元気に走り回って育った豚肉の味は格別だ。
 「豚にはおいしい大きさというものがあるんです。阿部さんの豚は180〜200キロくらいになると脂が美味しくなります。スーパーのトレーに収まるような小さめの肉が企画サイズとして重宝されますが、うちは大きい豚を使います。そのほうがおいしいから」と天野さん。

 おすすめの一品は、ホエー放牧豚を使った新メニュー「塩豚丼」。ダシの利いた特製塩ダレは豚との相性がぴったりで、山わさびを乗せて食べるとピリッとしておいしい。肉一切れが大きくボリューム満点だから、どんぶりの定番になりそうだ。
 日高産のタコを使った「炙りダコの押し寿司」もおいしい。食べてやわらかいタコの秘密は、活ダコを独自の方法で調理しているからだ。炙ったタコの香ばしさと、木の芽の鮮烈な香りが食欲をそそる。持ち帰っても味が落ちないので、お土産にもピッタリだ。この「炙りダコの押し寿司」は百貨店の催事でも人気が高く、「お料理 あま屋」一押しの料理である。

 日高の季節ごとのおすすめ食材は何か、天野さんに訊いてみた。日高名物の大きなツブ貝は年中で、4〜5月末にかけてはエゾバフンウニだという。このウニ目当てに多くの観光客が訪れるそうだ。6月は時鮭とマス、8月から食べられるシシャモは9月末ころになると脂が乗ってシシャモ寿司としてメニューを飾る。
 「産地に行かないと食べられない味があります。鮮度や食べ方、空気や風土がぜんぶ一緒になっての味なんですね。観光で来た方も、やっぱり違うねぇと言ってくれます」
 海岸線を走る国道235号線を車で行き、静内の看板が見えたら、ぜひ「お料理 あま屋」に立ち寄ってみてほしい。地元ならではの料理はもちろん、天野さんをはじめとするスタッフの心からの接客に、この町が好きになってまた来ようと思ってしまうこと間違いなしである。

 店主からひと言

 静内に来ていただいたときは、充分に楽しんでいただける料理とおもてなしでお迎えいたします。

※次回はあま屋店主・天野さんの「私の好きな店」をご紹介します。

―和食―

お料理 あま屋

住所 日高郡新ひだか町静内御幸町2-1-45
電話 0146-42-7545
営業時間 昼 11:30〜14:00(13:30…ラストオーダー)
     夜 17:00〜22:00(21:30…ラストオーダー)
定休日 日曜
席数 60席(個室・大広間あり)
最寄り駅 JR静内駅から徒歩10分 MAP
※店舗写真は駐車場のある通りの裏側から撮影したものです。

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