道北・遠別発
四季の便り〜人・まち・風景

春の味わい

2012.05.07

「ようやく”らしく”なってきたねぇ」
場所は町中の河川敷、笑顔で話す人の手にはパンパンにふくらんだビニル袋。
中にはフキ、アザミ、フクベラ(ニリンソウ)など、春の山菜たちがずらりならんでいます。今年は残雪のため、芽吹きが遅れていた春の草花も、最近の陽気で一気に成長してきたようです。

この時期、道内に限らず日本全国で、山菜採りを楽しんでいる方も多いかと思います。目で見て、手で触れ、味と香りを楽しむ、全身で春を味わえるのが山菜の醍醐味でしょう。

山菜採りは、あちこち渡り歩くことの多かった私が、興味深く感じるものの一つです。
山菜の種類ごとにある採り方のルールは、その株や群落が途絶えてしまわないよう、植物の生態にちゃんと応じており、だいたい全国共通です。

一方、人気のある山菜は地域ごとに変化があります。
主に生える種類が異なるというのももちろんですが、あるところでは大人気の山菜が、あるところでは見向きもされないというのもよくあること。また、食べてみると同じ種類であっても、その土地によって味が異なることもあります。

その他、調理方法の違いなどなど、こうして考えてみると「山菜採り」とは、その土地々々の自然に基づいた立派な文化なんだなぁと、いただいたギョウジャニンニクのおひたしをつまみながら思いました。

今月20日(日)には道の駅で、「富士見ヶ丘公園 山菜祭」が開催されます。毎年、多くの人でにぎわう町の春のイベントです。
遠出するにも気持ちのよいこの時期、遠別を味わいに来てみませんか。



※ 去年の山菜祭の様子はこちらをご覧ください。
http://embetsu.wordpress.com/2011/05/18/%E5%B1%B1%E8%8F%9C%E7%A5%AD%E3%82%8A/

佐々木伸宏

佐々木伸宏

遠別町地域おこし協力隊
1974年札幌市生まれ。2011年4月から遠別町に移住、「地域おこし協力隊」の一員として、高齢者の生活支援などの地域協力活動に取り組んでいます。


遠別町地域おこし協力隊HP
http://www.town.embetsu.hokkaido.jp/kyouryokutaiHP/

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