第15回 市民主体の「FMもえる」

トピックスリレー 月尾塾 in 北海道

萌州沿岸塾

第15回 市民主体の「FMもえる」

萌州沿岸塾 2011.01.06

たくさんのゲストを迎えて放送された開局6周年特別番組

 年間の人口減少数は400~500人、高齢化が進み、人口減少に歯止めがかからず、景気上昇の目途がなかなか立たないまち留萌市。官依存型から市民自らの発想と行動でまちを変えていこうとする風が吹きはじめた平成15年、商店街の空き店舗からミニFMラジオ放送が街中に流れました。市民みんなで開局に漕ぎ着けたFMもえる試運転の日を今も忘れません。

 “留萌市の顔”として元気に活動しているコミュニティFMラジオ放送局・FMもえるが、開局6周年を迎えたいま、「何もないまち」を口にする住民はいなくなりました。「マチの聴こえる回覧板」として、まちや暮らしの話題、天気、交通、災害、防災など生活に密着した情報をリスナーの皆さんへ届けつづけています。
 放送局の特徴は、経営母体となる株式会社エフエムもえると運営母体となっている約900人のボランティア組織「エフエムもえるメンバーズクラブ(FMC)」の両輪で支え合う体制づくりにあります。自主番組制作を行うボランティアパーソナリティは、現在約120人です。ゲストはだれでも出演できる仕組みで、年間の延べ出演者数8,000人は、留萌市人口の約3割にものぼります。
 どれくらいの人に聴かれているのだろう? そんな不安も「いつも聴いてるよ」の一声で吹き飛び、おまけに留萌市民としての満足度がギュンと上昇! ゴールデンタイムの聴取率は平均12%です。
 もえるの合言葉は「あなたもエフエムもえる、私もエフエムもえる」。地域の人と人とを繋ぐ新しいコミュニティーの形として、各地域からも注目されるようになり、昨年末には「平成22年度地域づくり総務大臣表彰」を受賞、まち全体の栄誉として留萌市は歓喜に沸きました。
 土をつくり、種を蒔き、水をやり、草を取り、多くの人と交わりながら紆余曲折、議論に議論を重ね地道に汗を流しつづけてきたのは株式会社エフエムもえるの佐藤太紀社長です。
 「地域の中で互いに知り合い、自分たちの土地を知ろうとはじまったエフエムもえるは、情報を介して人と人をつなぎ、地域の産品や風景等の資源の発見にも繋がった。『留萌スタイルの世界への発信』を目指したい」と話し、まちの未来に夢が広がりつづけています。
 「あなたもエフエムもえる、私もエフエムもえる」
 JR留萌駅2階のスタジオから、あなたも心を届けてみませんか?

・FMもえるの取り組みについての詳細はこちら (PDFファイル:約1.24MB) です。

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村山ゆかり (むらやま・ゆかり) ブログ「NADESHIKO」

萌っこ春待里実行委員長、女性ネットワークるる会長、萌州沿岸塾運営委員長、1961年生まれ、留萌管内増毛町出身、留萌新聞社編集部、北海道非常勤職員を経て、2003年より留萌市議会議員

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