第9回 収穫、豪雪の町からやって来た真夏の雪ダルマ

トピックスリレー 月尾塾 in 北海道

羊諦山麓塾

第9回 収穫、豪雪の町からやって来た真夏の雪ダルマ

羊諦山麓塾 2010.09.02

イベント終了の仲間たちといっしょの雪ダルマ

 今年の夏はとても暑かったですね。私たちの住む地域も暑い日々がつづきました。
 「そんな暑い夏だからこそ、雪に触れてもらおう」ということで、7月18日、道庁赤レンガの前に雪ダルマをつくってきました。
 この活動は豪雪の町である倶知安町を広く知ってもらおうと、20年前、真夏の銀座に雪ダルマを登場させたのがはじまりです。そんな活動も昨年で20回という節目を迎え、今年から道庁赤レンガ前へと会場を移し、北海道の中の「くっちゃん・ニセコ・羊蹄」という地域の魅力を発信してきました。
 メインとなる雪ダルマは、全長4.1m、雪量約14.5tという大きさで、鼻は北海道の形をしています。
 雪が解けはじめる3月中旬、湿り気を帯びた雪を圧縮し、ブロック状の雪氷にして積み重ね、シートやチップをかぶせて保存します。イベント前日にその雪を掘りだし、20t程の雪を人力で冷凍車に積込み運搬します。現地では、直方体の雪氷を台形にカットし、弧を描くように置いてドーナツ状に並べます。ドーナツ型の中空には砕いた雪を詰め、締め固めます。これを円の直径を変えながら繰返し積み重ねることで、雪ダルマの大まかな形が見えてきます。このままでは角張っているので、チェーンソーで角を落としていき、なめらかな体形にしたら完成です。
 一つあたり20kg以上の雪氷を運び、切り、積む。この単純な繰返しではありますが、真夏の屋外で作業するため、雪が徐々にとけていき、微調整に時間と労力がかかります。また、基本的には人力による作業なので、完成までには14時間程を要しました。
 今回はそうしてできた雪ダルマの写真を添付しました。
 豪雪の町に住む私たちの雪への思い、町への思いが雪ダルマの表情にあらわれていると思います。いかがですか?
 今年のイベントは終了してしまいましたが、来年もまた冷たい雪と美味しい味覚を大勢の人に体感していただきたいと思っています。ぜひ、お楽しみに。

柏谷 匡胤 (かしわや・まさつぐ)

くっちゃん21雪ダルマの会会長、羊蹄山麓塾運営委員長、1981年生まれ、倶知安町出身、2007年横関建設工業株式会社代表取締役社長就任

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