第19回 釧網本線で一つに

トピックスリレー 月尾塾 in 北海道

釧路湿原塾

第19回 釧網本線で一つに

釧路湿原塾 2011.03.03

釧路湿原を走るノロッコ号

 JR釧網本線は、釧路(正式には東釧路)と網走を結ぶ鉄路で、距離は166・2キロ。その魅力は変化に富んだ車窓にある。釧路湿原と阿寒の二つの国立公園と網走国定公園の中を走り、知床国立公園も望める。
 SLなどの観光列車も多数運転されているが、同線を利用する乗客は、減少を続けている。そこで、釧路公立大学や北見工業大学、JR北海道、国土交通省、沿線自治体、民間団体がスクラムを組み、協議会を昨年春に組織し、「もっと利用して!」とPRしている。そして現在、フォトコンテストのほか、3月20日に、釧路からはノロッコ号、網走からはバーベキュー列車を運行し、中間地点の弟子屈町でイベントを実施することになった。
 釧路と網走は、それほど強いつながりがなかったのだが、沿線自治体が鉄道線路により、1本の線で結ばれたわけだ。あらゆる分野で連携が必要と言われており、斜陽産業と専門家から言われたこともある鉄道が、「地域づくり」に貢献している一つの例である。

星 匠 (ほし・たくみ)

釧路臨港鉄道の会代表、釧路湿原塾事務局長、1960年生まれ、釧路市出身、釧路市在住、1978年国鉄入社、1987年JTB入社、1992年から釧路新聞社勤務

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