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第18回 流氷と光の春
第18回 流氷と光の春
知床半島塾 2011.02.17

ウトロ・プユニ岬から眺めた流氷風景
前回トピックをお届けしたのは知床半島塾運営委員長の河面孝子さんでしたが、 今回は一文字違いの塾生、河面隆子が知床の話題をお届けします。
流氷に覆われた今日(2月9日)の知床の海は、どこまでもつづく白い原野のようです。今年の流氷接岸は1月19日でした。その日の朝にテレビで知りましたが、そのとき「ああ、やっぱり……」と思いました。
秋から冬かけては、海が荒れるとゴーッという音がするのですが、流氷が接岸すると海から音が消えます。 また、接岸するような日は底冷えがし、最低気温は-20度ほどにもなります。流氷接岸の前の晩から朝にかけては、まさにそんな感じでした。
先日は私の娘が「幻氷(げんぴょう)」を見たと言って驚いていました。 幻氷は流氷の蜃気楼です。晴れていて風のない日にまれに現れ、私たちを驚かせます。
流氷が見える場所はいろいろありますが、私がおすすめするのはウナベツスキー場です。山スキーで人気のある海別岳(うなべつだけ)の麓にあり、オホーツク 海が一望できます。主に地元の人が利用するので観光スポットとしては穴場です。 流氷を眺めながらのスキーは格別ですよ。
まだまだ寒さのつづく知床ですが、日も長くなり、太陽の光に春を感じるようになりました。南風が吹くと、流氷はあっというまに離岸しますので、流氷を見たいという方はお早めにお越しください。
知床半島塾塾生、1955年生まれ、斜里郡斜里町出身、斜里郡斜里町在住、スタンダード石油(株)ダイワ斜里店・店長
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