オレスカバンド

異国の地で色づいた“一期一会”の精神性

トランペットのSAKIさんとドラムのtaeさん

 ポータルサイト『北海道人』をご覧の皆さん、こんにちは。札幌発の音楽情報WEBマガジン【SAPPORO MUSIC NAKED】編集長の橋場です。『北海道人』では、月に一度、【SAPPORO MUSIC NAKED ~hokkaido-jin edition~】として素敵なミュージシャンの魅力をお伝えしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 「明日からアメリカ勤務だから。よろしく」
 予期せぬことを上司から指示されたとき、みなさんはどうするでしょうか。しかも入社して間もない、社会人の基本の「き」の字も教えてもらっていない状態で……。
 そんな事態に「やったろうやないかい!」と意気込んでアメリカへ乗り込んでいったバンド、それが今日ご紹介するオレスカバンドです。
 オレスカバンドは大阪府堺市で結成された女性6人組スカロックバンドです。メンバーはヴォーカル&ギターのいかすさん、ベース&ヴォーカルのとみさん、ドラムのtaeさん、テナーサックスのもりこさん、トロンボーンのハヤミさん、そしてトランペットのSAKIさん。2003年、中学3年生の春に同級生が集まり結成されました。
 最初はヴォーカルが決まっていなくて、口が空いている人が歌うといった状態のライブパフォーマンスも、高校に入学してからは堺市のみならず大阪市内・豊中市・和歌山県にまで足を伸ばし、多くの経験を積んでいるうちに、メジャーレーベルの新人発掘担当の目に留まることとなります。
 そして2006年、高校3年生の夏休みにメジャーデビュー。日本全国で活動を行っていこうと思った矢先、マネージャーが勝手に(!)海外に送っていたプレゼン用のDVDがきっかけで、アメリカ本土へ渡り、2カ月を過ごすこととなります。
 はじめて飛行機に乗るメンバーもいる中、18歳の少女たちがアメリカで毎日のようにライブを行い、反省し、また次のライブに生かすというサイクルを繰り返すことで、ライブパフォーマンスは飛躍的に素晴らしいものになりました。
 その後は毎年のようにアメリカでライブを行うようになり、日本にもその噂が届き、一種の逆輸入バンド的な存在になりました。そして、そのアメリカでの経験から音楽の幅を広げて制作されたのが、2010年11月にリリースされた2ndアルバム「COLOR」です。
 タイトル通り「これがオレスカバンドの“色”」という意味を込めた全14曲を引っ提げて、3月に札幌と函館にやってきてくれます。北海道のファンについて尋ねると、「じっくり聴いてくれている感じがします。あと雪の時期のライブは感動したんですよ。雪が積もっている中、滑ってなかなか前に進めないのにライブハウスに足を運んでくれてるんやなと思って」(tae)
 私たちが何故ライブ会場へ足を運ぶのか、それは非日常の刺激や感動を味わいたいからです。
「『COLOR』は日常に起こっていることを曲にしていったので、共感できることがあると思います。ライブでもリアルに感じてもらいたいと思います」(SAKI)
 アメリカのライブハウスで学んだ“一期一会”の精神は、熱いファンと熱いステージの化学反応の触媒になることでしょう。

【オレスカバンド ライブ情報】

・「COLOR collection 2011」
 2011.3.4(金) 札幌・KRAPSHALL(開場18:30/開演19:00)
 2011.3.6(日) 函館・Bay City's Street(開場17:30/開演18:00)

 ■HP:http://www.oreskacolor.com

プロフィール

橋場 了吾(はしば りょうご)
1975年札幌市生まれ。1998年同志社大学卒業後、札幌テレビ放送入社。ラジオディレクターとして「日高晤郎ショー」「ライブスピカ」等を担当。2005年同社を退社。以後広告制作プロダクションなどを経て、2008年株式会社アールアンドアールを設立し、札幌発の音楽情報WEBマガジン「SAPPORO MUSIC NAKED」を立ち上げる。「音楽で北海道を元気にする」を信条に、札幌にやって来たミュージシャンの取材をつづけている。

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