ミトカツユキ

Northern Blood Piano Manが目覚めた「音楽を伝承する」ということ

 ポータルサイト『北海道人』をご覧の皆さん、こんにちは。札幌発の音楽情報WEBマガジン【SAPPORO MUSIC NAKED】編集長の橋場です。『北海道人』では、月に一度、【SAPPORO MUSIC NAKED ~hokkaido-jin edition~】として素敵なミュージシャンの魅力をお伝えしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 地元・白老を愛し、最初の活動拠点である札幌を愛し、現在は東京で頑張っているR&Bシンガーをご存知でしょうか? その名をミトカツユキといいます。最初はギター少年だったミトさんが、ギターの速弾きに挫折し、ピアノの世界に飛び込んでから彼の音楽的才能が一気に開花。日本でも有数のR&Bミュージシャンとして活躍中です。
 今年で上京して6年目……メジャーデビュー寸前に事務所がなくなってしまうなど不運なこともあったのですが、持ち前の明るさと音楽への情熱で2006年にシングル「Identity」でメジャーデビュー。北海道を中心に全国でファンを獲得するとともに、多くのミュージシャン仲間からの信頼も厚いアーティストに成長しました。
 そのミトさんが今年自主レーベル「毛蟹ソウル」を立ち上げました。「???」な名前ですが「フリーではじめるということは原点回帰的な部分もあって、北海道で培った音楽性を滲み出したいなと思っていたので、北海道を連想するものを考えていたんです。その時に出てきたのが毛蟹しかなかったんですよね(笑)」というわけで、このインパクト大のレーベル名に決定しました。そして、その第1弾作品が8月25日にリリースされたミニアルバム「ミスター晴れ男」です。
 「雨が降っていても雲が割れるくらいの晴れ男です(笑)。夕張でイベントをやった時も前日はどしゃ降りで、当日もずっと雨だったんですが、リハーサルの時くらいから晴れてきたんですよね」と笑うミトさんですが、収録されている6曲にはファンク・ポップス・バラード・ゴスペル・島唄などミトさんが吸収してきた音楽がぎっしり詰まっています。特に今作は、ただ単にミトさんが作って歌うというのではなく、ミトさんが札幌で歌っていた時代の師匠(2007年逝去)との共作や、奄美島唄の第一人者とのコラボレーションなど、ミトカツユキというフィルターを通して、素敵な音楽を伝えていくという意味合いも大きいように感じます。
 本物のミュージシャンが、本物の音楽を伝えることの素晴らしさを感じられる作品、それが「ミスター晴れ男」です。ちょっと人を食ったタイトルですが、その中身は本物の音楽に溢れています。その本物の音楽に触れる機会が今週末にあります。
 「自主レーベルも立ち上げましたし、常に前向きな音楽で元気やハッピーを伝えていくというのが、音楽をやっている目的でもあるので、『ミスター晴れ男』のタイトル通り皆さんの笑顔が見られるライブを目指していきます。これからも応援よろしくお願いします」
 私たち北海道の音楽ファンが誇りに思えるアーティスト、ミトカツユキ。「ミスター晴れ男」という作品を通して、彼の熱い、いや熱すぎるくらいのNorthern Bloodを感じ取ってもらえればと思います。

【ミトカツユキ ライブ情報】

 2010.9.3(金) 札幌・ヤマハフィールズ(開場19:00/開演19:30)
 2010.9.5(日) 白老・蔵(開場14:30/開演15:00)

 ■HP:http://mito310.seesaa.net/

プロフィール

橋場 了吾(はしば りょうご)
1975年札幌市生まれ。1998年同志社大学卒業後、札幌テレビ放送入社。ラジオディレクターとして「日高晤郎ショー」「ライブスピカ」等を担当。2005年同社を退社。以後広告制作プロダクションなどを経て、2008年株式会社アールアンドアールを設立し、札幌発の音楽情報WEBマガジン「SAPPORO MUSIC NAKED」を立ち上げる。「音楽で北海道を元気にする」を信条に、札幌にやって来たミュージシャンの取材をつづけている。

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