Curly Giraffe

匠の業が冴える“緻密さ”と“奔放さ”の同居した音世界

 ポータルサイト『北海道人』をご覧の皆さん、こんにちは。札幌発の音楽情報WEBマガジン【SAPPORO MUSIC NAKED】編集長の橋場です。『北海道人』では月に一度、【SAPPORO MUSIC NAKED ~hokkaido-jin edition~】として素敵なミュージシャンの魅力をお伝えしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 憧れの舞台には手が届いているのに、なかなかその“中心”に立つことができない……舞台に手が届いたことで満足すべきか、それとももっと貪欲に進んでいくべきか。
 だれもが成長過程で悩むであろう選択ですが、後者を選び、10年近い月日をかけてその夢を実現させたアーティストがいます。そのアーティストの名はCurly Giraffe。直訳すると「巻き毛のキリン」という意味ですが、生まれたてのキリンの身長と自身の身長が同じ(188センチ)であり、カーリーヘアがトレードマークとなっているベーシストです。
 Curlyさんは学生時代から音楽にのめり込み、デザイン事務所で働きながら音楽活動をつづけていました。そして、いつの間にか音楽の方が忙しくなり、デザインが趣味に、音楽が本職となっていきました。現在も自身の作品をふくめ、多くのCDジャケットのデザインを手掛けています。
 バンド活動やサポートメンバーとしての活動を経てソロとしての初作品をリリースしたのが2005年。ソロとしては5年目にして、やりたいことが明確になってきたといいます。そのやりたいことは4月21日にリリースされたアルバム「Idiots」(直訳すると「おばかさん」の意味)で披露されています。
 「この時代に真面目に音楽を作っている自分はいい意味でバカだなと(笑)。音楽バカというか。オリジナルアルバムは基本僕一人で作っているので、外に向かうというよりかは内に向かう力が強い感じですね」
 こんな職人気質のCurlyさんですが、音楽に対する熱さは非常に高く、夢が実現することが決まってからは寝られない日々がつづいているといいます。その夢とは今や北海道、いや日本の夏の風物詩となった「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」のステージに、Curly Giraffeとして立つこと。
 「サポートではほぼ毎年来ていたんですが……、凄い嬉しいです。Curly Giraffeとして出るのが夢だったので(笑)」
 Curlyさんの出番は2日目で、初日には他のアーティストのサポートとしてもステージに立つことになっています。これは音楽仲間からの信頼が厚いCurlyさんならではの状況で、なかなか自身のステージにのみ集中するというわけにはいかないようです。昨年までは少し下がってベースを弾いていたCurlyさんがついにステージのセンターに立ち、ベースを爪弾きながらヴォーカルも披露します。
 匠の業を持つ職人ミュージシャンの晴れ舞台……8月14日、Curly Giraffeというミュージシャンのグレードがまたひとつアップする瞬間を目に焼き付けてこようと思います。

【Curly Giraffe ライブ情報】

・RISING SUN ROCK FESTIVAL 2010 in EZO
 2010.8.14(土) 石狩・石狩湾新港樽川埠頭特設ステージ(開演12:30)
 ※Curly Giraffeの出演は14時の予定

 ■HP:http://curlygiraffe.com/

プロフィール

橋場 了吾(はしば りょうご)
1975年札幌市生まれ。1998年同志社大学卒業後、札幌テレビ放送入社。ラジオディレクターとして「日高晤郎ショー」「ライブスピカ」等を担当。2005年同社を退社。以後広告制作プロダクションなどを経て、2008年株式会社アールアンドアールを設立し、札幌発の音楽情報WEBマガジン「SAPPORO MUSIC NAKED」を立ち上げる。「音楽で北海道を元気にする」を信条に、札幌にやって来たミュージシャンの取材をつづけている。

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