THE BAWDIES

ルーツの探求と継承で手に入れた「THERE'S NO TURNING BACK」

ROYさん(Vo&B)とTAXMANさん(G)

 ポータルサイト『北海道人』をご覧の皆さん、こんにちは。札幌発の音楽情報WEBマガジン【SAPPORO MUSIC NAKED】編集長の橋場です。『北海道人』では、月に一度、【SAPPORO MUSIC NAKED ~hokkaido-jin edition~】として素敵なミュージシャンの魅力をお伝えしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 もしあなたが、「憧れの人が持つ何かを手に入れられるとしたら、どれくらいの時間を費やしますか?」――こんな質問をされたらどのように答えますか?
 この質問に「3年」と答え、実際に憧れのアーティストが持つ声とサウンドを手に入れたバンドがいます。それが今日ご紹介するTHE BAWDIESです。
 THE BAWDIESは中学校時代の同級生であるROYさん(Vo&B)、JIMさん(G)、MARCYさん(Dr)と高校時代からの同級生TAXMANさん(G)の4人で結成されたロックンロールバンドです。ちなみに全員外国人っぽい名前ですが、日本人のバンドです。
 中学・高校とバスケットボールに熱中していた彼らは、たまたま入ったCDショップで流れていたThe Sonicsという1960年代に活動していたロックンロールバンドのサウンドに衝撃を受け、The Sonicsのようなカッコいいサウンドをモチーフにした21世紀型のロックンロールを演奏するバンドを結成することを決意。すぐにスタジオに入りました。
 しかし、コピーをしようとしてもThe Sonicsのような味わい深いサウンドにならない……。それがなぜかを考えたときに導き出された答えは「ルーツミュージックを知らないと、本物のロックンロールを演奏することはできない」ということでした。そこでROYさんは毎朝起きてすぐに憧れのヴォーカリストの歌声を真似て歌い、それを録音しチェックして毎日の向上に繋げていく。他のメンバーもルーツミュージックを聴きまくって、そのリズムやニュアンスを身体で覚える。当時流行していた楽曲には目もくれず、自分たちが追求する音楽だけに没頭した日々を過ごしました。そのような生活を3年続けた2003年12月31日、自分たちのサウンドを世に送り出せる自信を身につけた4人は、正式にTHE BAWDIESとしての活動をスタートしました。
 しゃがれていながらも力強いヴォーカル、懐かしさと新しさが同居したソリッドなサウンド、そして、全員スーツにネクタイという正装で臨むライブ……21世紀型のロックンロールは、今まさにTHE BAWDIESの手によって作られている最中です。
 そのTHE BAWDIESは今年からスタートする北海道の新しい夏の風物詩的ミュージックフェスティヴァルJOIN ALIVEに参戦、そして2カ月後には、札幌・ペニーレーン24でワンマンライブを行います。野外と屋内、環境に違いはあれど、演奏される曲はルーツミュージックを追及して手に入れた最新型のロックンロール。4月にリリースされたアルバム「THERE'S NO TURNING BACK」(後戻りしない)というタイトル通り、過去を振り返る時間が終わり、前だけを見つづけているTHE BAWDIESがどのような演奏を聴かせてくれるのか、期待は膨らむばかりです。

【THE BAWDIES ライブ情報】

・JOIN ALIVE
 2010.7.17(土) 岩見沢・いわみざわ公園(開場9:00/開演11:00)
 ※THE BAWDIESの出演は15時の予定
・THE BAWDIES ONE MAN TOUR 2010
 2010.9.18(土) 札幌・ペニーレーン24(開場18:00/開演18:30)

 ■HP:http://thebawdies.com/

プロフィール

橋場 了吾(はしば りょうご)
1975年札幌市生まれ。1998年同志社大学卒業後、札幌テレビ放送入社。ラジオディレクターとして「日高晤郎ショー」「ライブスピカ」等を担当。2005年同社を退社。以後広告制作プロダクションなどを経て、2008年株式会社アールアンドアールを設立し、札幌発の音楽情報WEBマガジン「SAPPORO MUSIC NAKED」を立ち上げる。「音楽で北海道を元気にする」を信条に、札幌にやって来たミュージシャンの取材をつづけている。

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