COLDFEET

見る者・聴く者を「COLDFEET」させる圧倒的なリュクスサウンド

 「北海道人」をご覧の皆さん、こんにちは。札幌発の音楽情報WEBマガジン【SAPPORO MUSIC NAKED】編集長の橋場です。リニューアルした『北海道人』では、月に一度、【SAPPORO MUSIC NAKED ~hokkaido-jin edition~】として素敵なミュージシャンの魅力をお伝えしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 2009年6月25日。この日は音楽ファンにとってはもちろん、世界が悲しみに暮れた日です。「スーパースター」Michael Jackson逝去。その1年後、札幌でMichaelの名曲たちが蘇ります。その大事な役割を担ったのがCOLDFEET。アメリカと日本のハーフであるLori Fineさん(ヴォーカル)とWatusi(ベース&プログラミング)の2人組です。ちなみにLoriさんは札幌と姉妹都市関係に当たるポートランド出身ということで、日本の中でも札幌は特にお気に入りの街だそうです。
 1998年にデビューしたCOLDFEETはジャズやハウスサウンドをベースに、メジャーシーンとアンダーグラウンドシーンを繋ぐアーティストとして活動してきました。先鋭的かつ斬新なCOLDFEETのサウンドは、ライブを見る者・CDを聴く者をCOLDFEET(怖気づく)させる、圧倒的な贅沢感を漂わせています。
 2008年に活動10周年を記念したアルバム「TEN」をリリースした後、COLDFEETにある転機が訪れます。2007年に札幌にライブで訪れた際に、音楽プロデューサーから「COLDFEETでカヴァーアルバムをやってみたい」という話がありました。まさか本気じゃないだろうと思ったLoriさんは軽い気持ちで「Michaelだったら歌うよ」と返答。本人たちも忘れかけていた2008年の年末にMichaelからOKの返事が来たということが伝えられました。
 Loriさんは「カヴァーするなら、自分自身から遠い印象のアーティスト」と考えていて、咄嗟に出たのがMichael Jacksonでした。声の高さも性別も違うMichaelの歌を、どうCOLDFEET流にアレンジしていくか……自分たちなりのアプローチでMichael Jacksonの世界を再構築したのが2009年11月にリリースされたアルバム「COLDFEET presents MJ THE TOUR」です。
 時系列で追っていくと、カヴァーアルバムの制作許可がおりたのがMichaelの生前で、Michaelの死後に「COLDFEET presents MJ THE TOUR」がリリースされたことになります。やはり2009年6月25日の衝撃は大きかったようで、一時は制作自体を中止しようかとも思ったそうですが、選曲もふくめてリセットして考え直し、収録予定のなかった名曲「Beat It」「Bad」もレコーディングし完成に漕ぎ着けました。
 そして2010年6月25日。偶然にもMichaelの死後1年に当たる日に札幌でライブを行うCOLDFEET。札幌でのライブ自体は半年振りとなりますが、今回は特別な意味を持つ夜になることでしょう。Michaelの残してくれた名曲たちが、COLDFEETが奏でるリュクスサウンドで再現される……音楽の魅力を再確認できる一夜になりそうです。

【COLDFEET ライブ情報】

・CLUB mole COLDFEET「MJ THE TOUR」
 2010.6.25(金) 札幌・Sound Lab mole(開場・開演23:00)

 ■HP:http://www.coldfeet.net/

プロフィール

橋場 了吾(はしば りょうご)
1975年札幌市生まれ。1998年同志社大学卒業後、札幌テレビ放送入社。ラジオディレクターとして「日高晤郎ショー」「ライブスピカ」等を担当。2005年同社を退社。以後広告制作プロダクションなどを経て、2008年株式会社アールアンドアールを設立し、札幌発の音楽情報WEBマガジン「SAPPORO MUSIC NAKED」を立ち上げる。「音楽で北海道を元気にする」を信条に、札幌にやって来たミュージシャンの取材をつづけている。

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