未来が未来に未来を湧き起る♪

未来が未来に未来を湧き起る♪

vol.8

2010.11

未来が未来に未来を湧き起る♪

とろんの「右巻きアートエッセイ」 プロフィール

太一や、今年サイゴのイベント(太一の通ってる「もみの木保育園」のお母さんの企画)

 前回で描写した9月10日(金)の「死に至る木からの転落事故」から1カ月半が経とうとしている。名前も知らなかった(というより、記憶できぬほど無関心だった)あの荒川家一の「大木」が、この過ぎゆく時の変化の狭間に、芳しくも鮮やかなる金色の華を一気に放出して、このイノチ拾いした「転落事故エネルギー」を想い起こさせてくれたものだ。この「大木」の名は毎年目撃してるはずの「キンモクセイ」!! もしかして、ボクのイノチをすくってくれたのは、今年逝ってしまった父やボクが3歳のとき自殺してしまった産みの母という「過去エネルギー」なんかじゃなくって、これから誕生しようとしている「満」、みちるのイノチ、未来からのエネルギーかもしれない、と、今、強く感じている。
 この9月24日(金)は、我が家の応接間に貼ってある『地球暦』という図表によれば、満月、秋分の日の直後で、いくつもの惑星が一直線に並んでいて、フツーじゃない日、だった。こういうフツーじゃない宇宙構造を知らないまま一日を過ごしていたボクは、夜、なぜだか突如として「性欲」あるいは「聖欲」がフツーじゃないほど一気に高まり、ズイブンひさびさに、愛妻はるかと、あ!!っとひとつになった。「うちゅうちゅうしん」から湧き疼く度を越えたエクスタシーの夜。
 結婚3回目のボクだけど、1回目の結婚では全く「性」生活なしの、フツーじゃない「聖」生活の10年間だった。子どもには全く関心がなかったし「子どもはつくらない!!」という子どもじみた「取り決め」をして結婚したのだ。なぜそんな「取り決め」をしたのかわからないけど、今想えば、3歳にして母を失ってしまったボクは、子どもにボクの愛するパートナーを奪われたくなくって、3歳児のようにボクひとりで独占したかったのかもしれないな。2回目の結婚では、異常に溺愛されていたボクは、まるで犯されるような仕方で10年間激しく「性」生活がつづいたものだけど、フシギに子どもができなくって、心からホッとしていたものだ。

 三度目の正直で、3回目の結婚をしたボクは、なぜだか産まれてはじめて「このひとの子がほしい!!」と本気で感じた。ボクが50歳半ばのころだ。あの「キンモクセイ」のように今まで全く関心がなかった「子ども」なのに、芳しくも鮮やかなる金色の華が一気に放出してボクを驚かせ、その忘却していた名を想い起させてくれたように、愛妻はるかと遭遇して、宇宙のかなたで待っていたボクの「子ども」の存在を一気に想起させられてしまったのだ。まだ見ぬ未来の果てから「太一」の笑顔に誘われて「性」なるチカラが高まり膨らみゆく日々は、シアワセな「聖」なるチカラに満ちたものだった。
 長男「太一」が産まれてスグ、なんのためらいもなく「次は女の子で、みちる、満、という名だな」と二人で早々と決めたものだ。わけもなくなぜだか突如として一気に高まりふくらみ突き動かしてくるものは、善悪美醜上下左右を越えたあの「うちゅうりょく」の仕業。この先も、内奥から突き動かされるままに「完全他力」のお手上げ状態で流されてゆこう!! と、今、あらためて強く感じている日々だ。
 もし、フツーじゃないあの「うちゅうしゅんかん」の高まりの夜に「満」がこの世に産まれ出たとすると、太一につづいてまたもやインドでの「胎教の旅」となり、ベナレスで沐浴をしながらのサイコーのボクの還暦祝いだ。今後の流れが一気に変わりそうな未来予感を全細胞で感じながら、11月22日(月)の満月フライト!!!


    「みりょくぼさつ」に翻弄されつづける、とろんより。

プロフィール

とろん
1969年高校卒業直後、フランス郵船に乗ってインドに上陸し地球放浪をはじめる。帰国後、専門学校、大学、夫などを中退しながらも、旅と文筆とライブ活動を続行。50歳(2001年)からタイ北部の山間の町「PAI」にベースを移し、村創りをはじめる。現在、2012年12月から108日間の祭り(たましいのかくじっけん)第2弾を想定しながら、桃源郷「NEW MOON VILLAGE」を創作中。著書に『純粋単細胞的思考』『まるだしのエクスタシー』『とろんのダイジョーぶ経典(スートラ)』(共に、晩聲社)がある。
・とろんのホームページ

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