守屋友晴(World Sketch)

札幌発・World Standardな“LOVE&PEACE”

 ポータルサイト『北海道人』をご覧の皆さん、こんにちは。札幌発の音楽情報WEBマガジン【SAPPORO MUSIC NAKED】編集長の橋場です。『北海道人』では、月に一度、【SAPPORO MUSIC NAKED 〜hokkaido-jin edition〜】として素敵なミュージシャンの魅力をお伝えしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 現在の札幌のミュージックシーンは大変な活況です。かつては“ヘヴィメタル王国”と呼ばれていたこの土地も、時代が変化するにつれギターポップやR&B、ヒップホップでも大きなマーケットが形成されました。その中でも今、一番注目されているのがハウスサウンドシーンです。
 その代表格ともいえるのが、スタジオジブリ映画の主題歌をハウスアレンジして全国区の知名度を誇る、世界中でDJプレイを行っているDAISHI DANCEさん。そのDAISHIさんの頭脳ともいえるのが、今日ご紹介するWorld Sketchの守屋友晴さんです。
 守屋さんは学生時代からバンド活動をスタート、キーボードを担当していました。そのうち、DTM(Desk Top Music)の世界にどっぷり浸かるようになった守屋さんは、ハウスの世界にのめりこんでいきます。
 そしてDAISHI DANCEさんと出会い、DAISHIさんの思い描くサウンドを形にしていくマニピュレーターとして活躍。DAISHIさんの大活躍の陰には守屋さんがいたのです。
 その守屋さんが、自身の音楽的才能を大きく開花させたアルバムが8月3日にリリースされた「Ready To Love」です。World Sketchというソロプロジェクト名義でリリースされたこのアルバムは、すでに全世界で配信されていて、ハウスサウンド界の大御所・COLDFEETのベーシスト・Watsushiさんも「これはワールドスタンダードなアルバム」と太鼓判を押しています。
 何が凄いかというとその音圧です。「音を大きくすればするほどいい音になるはず」という守屋さんの、計算されつくされた音の足し算が様々な相乗効果を生み、この名盤が生まれました。そして1年前にリリースされたデビューアルバム「Wonderful」との決定的な違いは、「じらし」にあります。
 「僕もお客さんとしてクラブに行った時に、じらす曲がないと疲れると思うようになったんです。ずっとヤマだとヤマを作ることができないんですよ。ヤマを作るためにじらす曲が必要なんですよね」……守屋さんがクラブの現場でDJとして活動するようになったのはここ1年ほどなのですが、そこで得た経験が「Ready To Love」を生み出しました。
 そして歌詞の世界は「Love & Peace」……「逆に男女の愛とかは苦手かもしれないですね(笑)。ちょっと恥ずかしいから、意識しないうちに世界愛の方向に行ったのかもしれないですね。クラブでも“個人対個人”よりも “ 僕対お客さん全員”というコミュニケーションが好きなんですよ」という守屋さんは大きな世界観を持ち、人類愛に満ちた音楽を提供しつづけています。
 守屋さんがこんな素晴らしいアルバムを完成させた場所は、実は大通公園にあるスタジオです。札幌から世界へ……ワールドスタンダードな「Love & Peace」が地球を包み込むまでにそう時間はかからないと思います。

【ライブ情報】

・UNITY
 2011.11.18(金) 札幌・Sound Lab Mole(開場・開演23:00)

 ■オフィシャルHP:http://worldsketch.net/


プロフィール

橋場 了吾(はしば りょうご)
1975年札幌市生まれ。1998年同志社大学卒業後、札幌テレビ放送入社。ラジオディレクターとして「日高晤郎ショー」「ライブスピカ」等を担当。2005年同社を退社。以後広告制作プロダクションなどを経て、2008年株式会社アールアンドアールを設立し、札幌発の音楽情報WEBマガジン「SAPPORO MUSIC NAKED」を立ち上げる。「音楽で北海道を元気にする」を信条に、札幌にやって来たミュージシャンの取材をつづけている。

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